小学生の頃、「外人」と言ったことを父に注意された
小学生の頃、空港で見た外国人を見て「外人」と言ったことを父に注意されたことがあります。
当時の私はもちろん意識的に使ったわけではなく、悪気もありませんでした。
それでも辞書からこの意味を知ると、無意識に「自分とは違う人」「仲間ではない人」と捉えていたことに恐怖を覚えます。
まったくの他人のようで、実は私たちは影響し合いながら生きている-
小さな赤ちゃんを大切そうに抱っこするまちの人を見て心が温かくなったりよく行くお店の店員さんの元気な挨拶に励まされたり。
今朝食べたバナナは、遠くの国の誰かが育ててくれたものだし
今この瞬間も戦火の下で怯えている人たちと、同じ時代を私たちは生きている。
孤立や分断が広がり、人と人との関係が希薄になっている現代社会だからこそ、「私」と「他者」を切り分けて、個人の枠組みだけで物事を捉えるのではなく、「ともに存在する私たち」という意識を持つことが求められているように感じます。
「他者」に対して、その人なりの感情や価値観、信念や経験を持つ一人の人として敬意を持って関わること。
そんな姿勢で他者に関心を持つことが、子どもに限らず、誰かにとっての「信頼できる他者」になることにつながるのだと思っています。
何かあっても大丈夫
私のことを気にかけてくれる人たちがいる
ここにいると安心する
子どもたちがそんな感覚を、日々の暮らしの中でたくさん感じて過ごせるように。
身近な人たちだけでなく、多様な市民とともに生きていけるように。
ほんの些細なふるまいやまなざしが、目にはみえなくても優しくあたたかな関係性を紡いでいきます。
子どもたちの日常に「信頼できる他者」を増やす活動を、どうか一緒に育んでください。
クラウドファンディング、目標達成しました!
2024年8月31日までクラウドファンディングに挑戦し、500人の方から510万円を超える支援を頂きました。本当にありがとうございました。
今回、PIECESがどうしてプロジェクトを立ち上げたのか、想いについては以下でご紹介しています。こちらもお読み頂けたら嬉しいです。
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