【映画】インサイド・ヘッドから学ぶ:悲しみにしかできないこと
#ネタバレ あり
創作の参考になりそうだとピンッときたので鑑賞。涙があふれるほど感動したのでシェアすることにした🥺
自分の中にいるネガティブな感情すらも好きになれちゃうおすすめの映画。かつての自分と重ね合わせながら、書いていく!
✅悲しみを圧し殺して生きてきたあなたへ
あらすじ
心のなかに住む感情たち
感情は、心のなかに生きる住民です。以下が、本作に登場する感情たちです。
ヨロコビ・・・嬉しくて楽しい気持ちにさせる。おもしろい遊びを考えるのが得意。
イカリ・・・曲がったことが大嫌い。売られたケンカは絶対に買う。
ビビリ・・・臆病。危険なことを予知し安全を守る
ムカムカ・・・嫌な目に合わないよう、気に入らないものを遠ざける。
カナシミ・・・ネガティブなことを考え落ち込む。彼女だけ役割がわからない。
感情たちの日常
何をしてもイヤがられる
感情の司令部では、ヨロコビがリーダーのようだ。彼女は、つねに前向き.
わたしの中にも大きく存在している。
昨日はスケジュール通りにコトが進まずにションボリしていた。
・朝7時に起きるはずが、目覚めたのは8時すぎ。(ハァ、最先ワル…)
・1時間でブログを書き終えるはずが、全然書き終わらず断念。
・リモートワークの仕事も終了時間を1時間超過。
・お昼から買い物にいくため、彼に車をだしてもらう予定だったのに買い物リストをつくっておかなかったせいで直前で慌てる。
彼の仕事も詰まっているときだったから、余計に時間を使わせてしまって申し訳なくなった。
家に帰ってきても、元気をとりもどせずにいた。
そんな時、よく現れるのがヨロコビちゃん。彼女はわたしをいつも励ましてくれる。
「大丈夫だよー!そんな時もあるって😆ポジティブにいこっ!ねっ!」
明るいテンションで声をかけてくれる。
わたしも無理に笑顔をつくってみた。
そうよ!しかたないこと!次に気をつけよっ!
そう言い聞かせていた。
悲しみの性質
カナシミは動き回らないでじっとしてて!
制限されればされるほど、カナシミは暴走してしまう。
特別な思い出すらも、悲しみに変えようとする。
「わたしも何でこんなことしてしまうのか分からない」
本人も困惑する。
一方筆者は、
スケジュール通りにコトが進まず、彼にも迷惑をかけてしまった罪悪感から
いくら励まされても、元気にふるまいたくはならなかった。
ハァ。
「悲しいよね。」
・・・うん。
「やらなきゃいけないことでも、面倒くさいことって後回しにしちゃうよね。本当は彼と楽しいお出かけがしたかっただけなんだよね。」
カナシミちゃんがでてきてくれた。
本当の声を否定せず、聴き入れてくれた。
気づいたら、悲しみに浸っていた。
しばらくすると、元気がないのが伝わってしまったのか彼がそっとハグしてくれた。
安心感に包まれる。
だんだん、悲しみが薄れてきた。そして少しずつ平常心にもどっていった。
悲しみは存在を否定されるほど暴走し、その声を受け入れられるとおさまる。
他の感情にはなれない
怒りながら「ありがとうね😠」
ムカムカしながら「はいはい、助かりましたよ」
心の声(こうやって言えばいいんでしょ!!!)
相手が言ってもらいたいことをひねくれた調子で返してしまうこと、あったなぁ。
でも、それってちがう感情がヨロコビを演じていたために起きたバグ。
感情は他の感情にはなれない。
感情はやめられない
ネガティブな感情がなくなればいいのにな、と思うことが多々ある。
苦しい気持ちを感じなければ、毎日楽しく生きられるのにって。
でも、閉じ込めようとすればするほど「悲しみ、不安、恨み、嫉妬、孤独、恐怖」が大きくなっていくんだ。
でてこなくても、ずっと自分の中に存在する。
カナシミにしかできないこと
共感して癒やす力がカナシミにはある。悲しみに寄り添って話をきいてあげることで、心の傷を癒やすことができる。治療役なのではないだろうか。
失望感に包まれているときに、「楽しいこと考えよようよ!前向きにいこう!!」
と声高に言われるほど、わたしは遠ざけたくなる。
(この気持ちは君には分からないでしょ)
心の中でつぶやく。
そこでカナシミが寄り添う「大切なロケット、もう戻ってこないの残念ね」
楽しかった思い出を失い、悲しみに暮れてワンワンと泣きじゃくる。
「カナシミ!落ち込んじゃうでしょ」ヨロコビは注意する。
だが、少しすると・・・
全部だしきったスッキリした顔になっていた。
カナシミは「悲しんでたから話を聞いてあげてた。」というのだ。
絶望を感じているときは、気が済むまでソレを表現していいんだ。
悲しみを受け入れたらどうなる?
他のひとと心の痛みを共有することで仲が深まる。
悲しいときに抱きしめ合うことで、わたしは一人ではないことを知った。悲しみの影にはヨロコビが隠れている。人は一人では生きてはいけない。
今までは、ポジティブこそが正義!と思っていつも明るくふるまっていた。でも、カナシミの存在を知って感情に優劣はないのだと思った。
楽しい時間を増やすことよりももっと大切なことがある。
感じたことを素直に表現できること。
むりに笑わなくてもいい、むりに空元気もしなくていい。
感じたことをそのまま外にだせることが、心豊かに生きることだとわたしは思う。
***
ーその夜ー
ここ数年、デスゲームの夢に苦しめられてきた筆者だったが、昨晩ついに幸せな夢をみた!!
豪華なパーティ会場で色とりどりのパンを選んでいた。(筆者はパンが大好き)
⬛インサイド・ヘッドの詳細
youtubeで概要がみれます。
ぜひあなたの感想も聞かせてください!
みてね!