「家事は、自分たちでやらなきゃいけない」わけじゃない
7月から2ヶ月に渡り放送されたドラマ「西園寺さんは家事をしない」ついに完結しました。
あーだこーだ、チャチャを入れながら楽しませてもらいました。
最終回の印象が強烈に残ったので、わたしなりの考えを書いていきます。
テーマは「家事をしないことについて」
あらすじ
偽家族の様子がメインに描かれていく中、西園寺さんの実の家族についても触れられる。
西園寺さんの母はとつぜん家族を捨てて、「ごめんなさい」と置き手紙だけを残して家をでた。
自分の好きなように生きていきたい思いから、自由の道を求め西園寺家をあとに姿を消した。
最終回で実の母と再開した西園寺さんは、母の想いを知ることになる。
西園寺家は「母が子育て・家事をするものだ」という典型的な亭主関白の家庭だった。
じゃあ何で家をとつぜん去ってしまったの?
母は、やりたいことがあっても我慢。
やりたいことが浮かんでも反射的に「ダメダメダメ!何を言ってるんだ」と心に蓋をし続ける人生。
子育てが落ち着いてきた頃、気づけばすでに50歳を過ぎていた。
その頃には、「やりたい!」と思ったとしても活力が追いつかなくなっていた。
虚しい・・・なんと空っぽに感じたことか・・・。
やるせない思いに涙が溢れて止まらなくなった。
「あぁ、まだ涙がでるくらいは悔しいと思えるんだ」
自分が泣けることにすら、安心を感じるほどだった西園寺母。
もし私が西園寺さんの母だったら・・・と想像したら、泣けてきた。胸が締め付けられるような複雑な気持ちになった。
家族のために、家事に専念する。その選択肢も一つだけど、自分のやりたいことは後回し?私には耐えられないや。
やりたいことをやるよりも大切なことは、本音を伝えること、なのかもしれない。
筆者談
パートナーが仕事に熱を注げば注ぐほど、わたしは勝手に自分にプレッシャーをかけていた。
「彼が仕事をがんばってるなら、私は炊事・洗濯・掃除に時間をさかなきゃいけないのかな」
家事、本当はやりたくないんだけどな。
やりたくないことだけど、好きになれるように努力しよう。無理やり自分を納得させようとしてた。
しかし、家事への向上心まるでなし!
たまの掃除もめんどくさいけどやるしかないな~
料理もお腹空いて我慢ならないからだるいけど作るか~
どうしてもイヤイヤになってしまう。
堪らずぽろっと、パートナーにつぶやいた。
「わたしは家事に労力を割いたほうがいいのかな」
すると、気が楽になる応えが返ってきた。
彼「それが、やりたいことならいいんじゃない」
ワタシ「え、やりたくないよ!家事めんどくさいし」
彼「じゃあ、やらなくていいんじゃない」
ワタシ「えー、ちらかった部屋で作業とかムリだし、ご飯も毎回買ってくるっていうのもなー」
彼「じゃあ、家事代行にお願いすればいいじゃん」
その時、わたしの中で新しい世界が開いた。
💡
それだぁあああああああああああああ!!!!!!
・家事は自分たちでやるもの
・お金出して家事をお願いするなんて怠けてる
・家事が出来ない女性は劣っている
「家事をしないことはダメなこと」と決めつけていたのはわたし自身だった。わたしは貴方じゃないし、貴方はわたしじゃない。
変なプライドのせいで自分で自分の首を締めていただけだった。
(出ました、自作自演の悲劇のヒロイン。笑)
ぷぷっ
なんか笑けてきた。
家事やりたくなかったら、ハウスキーパーさんにお願いしちゃお。
その代わり、やりたいこと全力でがんばれ。
そう自分に声をかけたら、目の奥が熱くなってきた。
だから、きっとこれがわたしの本音。
「家事は委託して、私は書道と作家にもっと集中したい」
パートナーに本心を伝えたことでこんなにも喜びが溢れてくるんだ。
声に出して伝えられた自分のことも、聞いてくれた彼のことももっと好きになった気がした。
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