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5%のために大半の雑務をがんばれるか

~書道パフォーマンスの裏側~

本番5日前。

これがマリッジブルーならぬ、パフォブルー!?

友だちの結婚式で書道パフォーマンスをすることになって嬉しい反面、大勢の人前で書くプレッシャーに負けそうなのだ。

ここ数日のわたしはというと・・・

・パフォーマンスの準備に焦って、何もやりたくなくなる
・オープニングを務める責任感で、何も考えたくなくなる
・どんな言葉を贈ったら喜んでもらえるのか答えがでなくて、動けない

あげく、ドラクエに逃げる。

(わたしにとってドラクエは、現実逃避の代名詞なのだ。笑)

楽しくじゃないよ。何だっておもしろがる。
平気にやる。
緊張はパフォーマンスが上がるからラッキー。

樹木希林さんと、河野玄斗さんの言葉をお借りして自分に言い聞かせる。

さぁ、今日はデットライン、締め切りが迫っているから否が応でも動かざるをえない。

追い込まれたところからが真剣勝負や!www

夏休みの宿題はラスト1週間で一気に片付けるタイプの筆者。締め切りギリギリになると一気に集中しはじめる。


スタンドが郵送できない!?


キャンバスを乗せる脚を式場まで送るべく、2日間かけて段ボールを工作した。小学校の図工の時間を思い出した。

郵便局やヤマト運輸では、200サイズ以上のものが送れないので、佐川急便が唯一の望みだった。

高さ151センチ
切って、貼って
完成!

しかし、持っていってみると・・・

「段ボールがゆるいのでこちらでは預かれませんね」

まさかの、送れず。

上積み厳禁ができないためもっと頑丈に梱包しないと受け取れないとのことだった。

考えた結果、茨城から東京まで車で運ぶことに。

田舎者のペーパードライバーが、東京の六車線を乗りこなせるとは到底思えない。

(結局、手に汗握りながら母に送迎してもらいました)


滑り込みセーフの桶


本番の一ヶ月前からパフォーマンス用の墨を入れる桶をネット注文していた。

しかし、ちがう商品が届いた。大事なときに限って!!!

年末年始だったせいか、電話してもメールしても繋がらず店で買うしかないかと諦めかけていた。

出発前夜、19時半。


「ピーンポーーーーン」

キセキがおきた。
桶が届いたのだ。

今日中に間に合わなかったら、ホームセンターで買ってから行くことになってたし、桶代がむだになるとこだった。

もしものことを考えて落ち着かなかった。ソワソワして何も手につかなかった時間から開放された。

届いてよかったぁあああああ(叫)


5%のために大半の雑務をがんばれるか


今回の書道パフォーマンスで一番大きかった気づきは、書く時間よりも、圧倒的に準備に時間がかかるのだと実感したことだ。

95%が書く以外の時間だ。(モノを準備したり、工作したり、打ち合わせしたり)

雑務力、柔軟性、スケジュール管理・調整力、コミュニケーション能力・・・多方面の能力が必要になることが分かった。

Instagramでみていた書道家万美さんの書道パフォーマンス。華やかに見えていていた舞台の裏側では、何十倍、何百倍もの地味な作業をこなしていたんだ。

実際にやってみることで大変さが身にしみた。

それでも不思議なことに、パフォーマンスを終えると大変だったことを全部忘れて吹き飛ぶ。

みてくれたお客さん、見守ってくれたスタッフ、依頼してくれた新郎新婦、ご家族のみなさん。

感動、意見を直接伝えてもらえたことで、モチベーションがグンッとあがった。

「あぁ、書いてよかった」
「書かせてもらえてありがたい」

大変なことが思い出に変わった瞬間、「また書きたい」と思わせてくれる。

過酷な山に登る人の気持ちってこんな感じなのかな?なんて想像してしまった。

わたしはこれからも、5%のために大半の雑務をがんばりたい。


🔽書道パフォーマンスの様子はコチラ🐣


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