認めるからはじめる教育【てくてく共育セミナー】
徳島のTOEC伊勢さんを招聘したセミナーに参加しました。
地元で伊勢さんのお話を伺えるだけで貴重な機会ではありましたが、その内容がまた示唆に富む数々で、大変有意義な時間でした。
第一部
コミュニケーションワーク講座
人が元来もつ「認めてほしい」という思いを、どう受け止めるのか。
「聴く」行為の奥深さを感じるワークが様々ありました。
結局、自分は「聴こう」とするあまり、テクニック的に「聞いている」だけなのだなということを確認できました。
聴いているのか聞いているのかを決めるのは話し手であるという視点を肝に銘じたいなというところ。
第二部
伊勢達郎さん講演会
伊勢節満載の90分でした。
反芻したい言葉が多すぎましたが、随所にA.アドラー的な考えが散りばめられていたように感じました。
そして、自然の形と、非構成的な教育、民主主義の具現化などの話題は最近のいろいろな課題意識がミックスされて一体になっていく感じでした。
突き詰めると、自然とは、人とは、教育とは、を考えていくということでしょうか。
第三部
パネルディスカッション
伊勢さん、フリースクール職員、教育支援センター職員と三者三様の子どもとの関わりをお聞きすることができました。
お三方ともに共通するのが、子どものエピソードで語るということです。
それは子どもが中心に据えられているという証左だと思います。
社会やシステム、組織が中心になると、子どもの発話が副次的なものとして出てきます。
もしかしたら私たちは子どもを中心にして語り合うことで、教育を根本から問い直すことができるのではないかとさえ思いました。
貴重な学ぶ場をつくっていただき感謝です。