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17 息子と過ごす、かけがえのない時間──無垢な愛情がもたらすもの

最近、息子と過ごす時間が、心から癒される特別なものになっています。
日常の何気ないことでも、一緒にいるとどれも楽しく感じられ、なんだか人生が華やかに色づいていくのを感じます。

例えば、先日一緒に出かけた帰り道。
息子が「この電車のプレミアムシートに乗ってみたい!」と言い出しました。
特別料金がかかる席でしたが、その気持ちに応えたくて一緒に乗ることにしました。
少し贅沢な体験ができて、息子もとても喜んでくれて、その姿を見て私も嬉しくなりました。

その夜、一緒にお風呂に入っていると、息子が私の頭や体を洗ってくれました。
さらには「学校の図工の時間に、父ちゃんのために作品を作ろうと思ってるんだ」と話してくれたんです。
「何が好き?どんなものが欲しい??」
思いやりや気遣いが自然に行動に表れている姿に、心が温かくなり、なんとも言えない幸福感に包まれました。

この無垢な愛情が、相手に与える効果は計り知れません。
息子の純粋な思いが、その瞬間だけでなく、長い時間をかけて私の心を癒し、日々の活力を与えてくれています。
大人になると、愛情を与えたり受け取ったりすることが、少し「作り物」になりがちですが、無条件でまっすぐに向けられる愛情の前では、そのような感覚がすっと消え、ただただ「愛されている」と感じることができます。

こうした愛情を感じると、自然にその思いを返したくなります。
そして、その愛情がまた相手を幸せにし、絆が強まっていく。
息子が私に教えてくれるのは、愛情とは難しい理屈ではなく、シンプルで、純粋なものであるということです。

これからも、息子と過ごす時間を大切にし、互いに愛情を育みながら温かな関係を続けていきたいです。

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