お正月は値上げすればいいのにね
肉体的にも精神的にもかなり疲れている。
まぶたが重くなり、立っている間でも寝てしまいたいほどの疲れを感じる。
販売のお仕事ということもあり、年末から年始にかけて「お正月商戦」を迎えていた。
あまりの疲労具合に、「疲弊」という表現をしてもいいのではないだろうか?と感じる。
この疲労は肉体的なものだけではなく、精神的な疲労の比重の方が大きいように思う。
2024年は昨年に比べ人々の活動が盛んで、どこに行っても人が多い状況。
常に「人」「人」「人」の中、お客様には笑顔を意識する状態が続く。
「さすがに疲れる」とポロリと言いたくなる。
サービス提供というのはステキなお仕事だが、長い時間の人々との接触が、心身に大きな負担をかけているのも事実だなと思う。
そんな正月商戦を終え、愛知県の熱田神宮に初詣に行った。
そこも初詣の参拝者で溢れかえり、押し寄せるる人の波に気分が悪くなるくらいだった。
なんとか参拝を終え、商店街を歩いているとメロンパン屋さんを発見し、甘いものを食べたい欲を満たすためメロンパンを買った。
そしてお店の看板には「正月料金にさせていただきます」と書いてあった。
その時の率直な感想は「それは仕方ないよね」
もしかすると通常料金より、一個あたり50円は高いかもしれない。
それでも販売業をしている身として、お店の人の気持ちが痛いほど理解できる。
朝からほぼ休憩なしで働き続け、身を削って働いている。
中には「お正月なんだからサービス・割引してよ」という人もいるだろう。
価格が安い方がうれしいという感情は理解できる。
けれど、毎日クタクタになりながら稼働していることを想像すると、「それは妥当だよね」とも思う。
実際このような「値上げが」もっと広まればいいのにと思う。
われわれの販売業では、年末からバーゲンが始まりそれが当たり前になっている。
割引合戦を繰り広げ、利益と販売員の身を削って売るという状況。
徐々に「価値とは何か?」の問いに時代はシフトしているが、この割引合戦の流れはまだまだ続きそうだ。
2024年は個人レベルでも「価値とは何か?」を見つめ直し、価値をブラッシュアップしていく年にしようと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?