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分かりやすくしないという選択肢も大事
7月31日のMBさんのVoicyを聴き、「売る仕事をする中で楽な方に流されないように気をつけないといけないな」と再認識したことをここに書き留めておきたいと思う。
「分かりやすく説明して販売しないといけないということは、そもそも分かりやすく説明しないと理解できない人をターゲットにしているのだよ」ということ。
少しややこしく感じるかもしれないので簡単な例を挙げてみよう。
もし仮にアナタに超得意分野があったとして、その超得意分野の商品をお店に買いに行ったとしよう。
得意なアナタは商品を手に取り、手触り・質感・色味・風合い・仕上がりを吟味する。
特にPOPなどの説明がなかったとしても、「こういう感じだな」「アレとこれはココが違うな」と自分で判断することができ、品質や価格的な価値も理解できるだろう。
そして自分で納得した上でその商品を購入する。
そんなアナタは説明をしなくても、価値を理解している人だ。
一方で、説明を丁寧にしてあげないといけない人も存在する。
その人はその商品にアクセスしたことがない場合や、その価格帯よりも下のレイヤーの人である可能性がある。
もし仮にTシャツが8000円していたとしても、そのブランドの価値を理解している人ならばポンッと買うだろう。
しかし、ブランドの価値を理解できていない人には色々と説明が必要にもなってくる。
「このブランドはこんな歴史があり、こんな機能があり、こんなお声があり、、、」と言った具合に。
そして私にはちょっと・・・。
いつかは着てみたいな・・・。と憧れを抱く。
ここでは優劣の話をしているのではなく、顧客にも階層があるからそれに合った提供方法があるよね。ということ。
知り尽くしている人にとって、長々と説明をされたりすることは不快にもなる。
ついつい親切心で、提供側が説明・説明・説明になっていないだろうかと自問することが必要だろう。
相手がどのレイヤーの人で、自分たちの提供するものがどのレイヤーの人向けのものなのか?を意識することの大切さを再認識した回でした。