大人用おむつのアウターの知識
介護おむつには、アウター（外側のおむつ）とアウターの中に装着して使用するインナー（内側のパッド）の2種類があります。
アウターのみの使用、アウターとインナーを組み合わせての使用など
体の状態や生活環境など使用する方の状況によって使い分けられています。
パンツ式
下着のように履くタイプのおむつ。
上げ下げが簡単で、普通の下着と見た目や形状がよく似ているので、着用に対する心理的な抵抗も比較的低く、使用しやすいでしょう。
自分で、あるいはある程度の介護でトイレを済ますことができる人向けで、内側パッドと組み合わせることで外出用としても使用可能。
テープ式
ウエスト部分をテープで留めて装着するタイプのおむつ。
パンツタイプよりも横漏れや背中漏れしにくいのが特徴です。
着用して横になっても漏れにくく、吸収量が多いので、寝て過ごすことの多い人、または就寝の際に使うおむつに適しています。
テープを外して簡単に着脱できるので介護者、負担が少ないのも特徴。
サイズはどれを選べばいい？
■パンツ式おむつのサイズ
パンツ式の場合は、ウエストまわりを基準に決めていきましょう。
漏れることを防ぐためにサイズはぴったりとしたものがおすすめです。
もし、着脱を行う際や介助者が着脱の手伝いをする際に「ぴったりしすぎているため履きづらい・履かせづらい」ということであれば、一回り大きいサイズのものを使用する方法もあります。
■テープ式おむつのサイズ
テープ式の場合は、おしりの大きさを基準にして選びます。
通常、「履いてみて、おむつとお腹の間に手が入れられるくらいの余裕がある」程度のフィット感がよいとされています。