激論 | 胸糞悪い書き方について (IQ、偏差値、馬鹿の多用など)
誹謗中傷や悪口はいけない。愚痴る程度ならよいが、それだって、聞かされる者にとっては、心地よいものではない。
特定の人を誹謗中傷したり、悪口を言うのはいけないことだという事は、誹謗中傷したり悪口を言っている本人でさえ、自覚症状はあるのだろう。
そういう人はどのような書き方をするか?
名指ししないで、それとなく匂わせる書き方をするものである。
この手の人は、悪口や誹謗中傷を言いたくて仕方ないのだが、あからさまに名前を挙げたり、あるいは、名前を直接挙げなくても、誰のことを言っているのか特定される言い方はしない。それは自分自身が誹謗中傷や名誉毀損で訴えられることを恐れるからだ。
私は誹謗中傷や悪口を良いものだとは思っていない。しかし、名指ししないで誹謗中傷や悪口を繰り返し言う人よりも、訴えられる覚悟を持って名指しの誹謗中傷・悪口を言う人のほうが、まだ好感が持てる。
返り討ちにあう覚悟や処罰される覚悟を持って、それでも言いたいなら、言えばいい。言いたいことがあって堂々と言うのなら、陰湿度合いは低いように思う。しかし、そんな覚悟などないから、名前を伏せた誹謗中傷や悪口を繰り返すのだろう。
誹謗中傷や悪口には当たらないが、胸糞悪い書き方というものがある。
それはどのようなものか?
たとえば、自分の主張の正しさを主張したいならば、誰もが納得できるような疑いようのない事実を、ロジカルに書けば良いだけのことだ。
人によって、主義・主張は異なることがあったとしても、筋の通った意見ならば、反論のしようがない。絶対的に正しい真実は絶対的に正しいからだ。数学的な正しさをもつ主張なら、万人が受け入れざるを得ない。
しかし、誹謗中傷したいという欲望を持つ者は、自らの主張をロジックによってではなく、自分以外の周りの者を下に落として、相対的に自分の主張の正しさを主張しようとするような文章を書くものである。
たとえば「偏差値の低い者は、コレコレこうだ」「IQの低いヤツとは会話が成立しない」「バカはブロックするに限る」のような書き方をする。
本当に自らの主張が正しいと思うのなら、誰もが納得するロジックの力で、その正当性を貫けばいいだけではないか?
そのようなロジックをもたず、相手を蹴落とすことで、自らの立場を相対的に引き上げようとする書き方は、読んでいて非常に胸糞が悪い。
他者との比較ではなく、ロジックの力で文章をつづれよ!、って思う。
だいたい、「偏差値」だの「IQ」だのを持ち出さなければ、あなたの主張の正しさを語れないなら、あなたは自分自身で自分の愚かさと傲慢さをひけらかしているのだ。
「バカ」「偏差値」「IQ」などの言葉が頻出する記事に、読むに値する記事はひとつもない。
ただ、傲慢の悪臭がプンプン漂うだけだ。
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