一語の宇宙 | kowtow | (叩頭する) | tea(お茶)
kowtow
kowtow [カウタウ]は、「(卑屈に)追従する」「ペコペコする」と言う意味。
中国語の「叩頭」(こうとう)が英語に流入して「kowtow」という単語が生まれた。
皇帝の前で、頭を地面に擦りつけるように「ははぁ~」とお辞儀するのが「叩頭」。
「kowtow」という単語は、わりと現在の英字新聞でも見かける。
ギリシア語・ラテン語、フランス語やドイツ語に比べれば数は少ないが、中国語から英語になった単語は他にもある。
tea
中国語から英単語になった単語の中で、いちばん有名で代表的な単語は「tea」だろう。
古代中国語の「te」(テー)が英語の「tea」になった。
ちなみに、「緑茶」「紅茶」「ウーロン茶」など、「茶」という文字が入ってる飲み物は、基本的にどれも同じ葉っぱから作られるもの。
イギリスで「紅茶」が流行したのは、中国と貿易が始まってから。ウーロン系の茶葉を発酵させて、砂糖と一緒に飲むのがブームになり現在に至っているようだ。
私は最初から緑茶の茶葉を発酵させようとしたのではなく、中国からイギリスに持ち帰る間に変色してしまったのが始まりなんじゃないのかな?、と思っているがどうなんでしょうね。
最初に緑茶を見たら、緑茶のまま飲むことを考えると思うんだけど。
中国語と英語のことで言うと
英語のニュースを聞いていて、意外に困るのが中国人の名前。
何回も聞いていれば、慣れてくるし覚えるかもしれないが、最初に聞いた時はだれのことだかわからないことがある。
習近平さんは、英語だと「シージンピン」さんになる。
これくらいなら、初耳でもなんとなく想像出来そうだが、
胡錦濤(こきんとう)さんは、英語では
「フージンタオ」さんになる。
これは知らないと戸惑う。知らなくても、文脈から分かるかもしれないけど。
検定試験や受験の英語では、固有名詞を覚える必要はあまりないですが、ニュースを聞くときには重要な情報になるので、こまめにチェックしたほうがいいのかもしれない。中国人の要人の名前は、英語ではどういう発音になるのだろうかと。
「孔子」や「孟子」などは、英語文学、たとえばエマーソンやソローにも登場するから、覚えておいたほうがよい。
孔子はConfucius [コンフューシャス]、
孟子はMencius [メンシャス]。
https://ja.forvo.com/word/%E8%83%A1%E9%94%A6%E6%B6%9B/
「一語の宇宙」には、1つの記事に英単語を1つ選びエッセイを書いています。
こちらのマガジン(↓)に収録していきます。
https://note.com/jun_celeste/n/nf0bcda4c4ded
このマガジンには、いわゆる検定試験や資格試験にはあまり登場しないような単語も取り上げていこうと思っています。
検定試験の満点とか最上級は、ゴールであると同時にスタート地点でもある。試験では「満点」という天井があるが、語学には、いくら学んだとて天井はない。いつまでも一段一段のぼり続けよう😄。
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