詩 | ん...なんだろうな

こんな人だと思わなかったと
あとになって言われるのは嫌だから
あったことはあったこととして
あなたに伝えておきたかった

わたしのことを軽蔑したでしょうね
わたしのことをホントに好きならば
あなたを傷つけたかもしれませんね
でもやっぱり伝えておきたかった

あなたに認めてほしいとか
知っておいてほしいとか
理解してほしいとか
ん…なんだろうな

そうね　言わなければ
自分以外には知る人もいないし
黙っていることもできたことだし
ん…なんだろうな

もう同じことを
繰り返すことはないけど
あなたに出会うまでのわたしのことも
ん…なんだろうな

今　穏やかな桟橋に佇みながら
あなたという港に
たどり着くまでの道のりを
思い出しています

ん…なんだろうな
過去のわたしは
今あなたに愛されているわたしの
いしづえになったものだから

ん…なんだろうな
あなたにはなんでも話したくなる
いいことも　嫌なことも…
すべてのわたしの過去は
あなたという港にたどり着くために
必要だったんだなって思いたい

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