詩 | 叶わぬ恋
叶うとか
叶わないとか
そんなことなんて
考えたことがない
振り向いてくれたら嬉しいけど
振り向かれなくてもいい
好きになってくれたら嬉しいけど
好きになってくれなくてもいい
なんで好きになったのかなんて
自分でも良くわからない
わからないけれど
いつもあなたのことが思い浮かぶの
両想いになっても
満たされた気持ちになるかどうか
それはわからない
片想いのままで
どこか欠けている心のままでも
あなたのことで頭がいっぱい
あなたが手を取ってくれても
心が伝わってこなければ虚しい
あなたが手を取ってくれなくても
心が伝わってくれば嬉しい
あなたに好きな人がいるのは
知っている
どうにもならないことも
知っている
呼んでも叫んでも
あなたに振り向いてもらえないこと
泣いても喚いても
どうにもならないことも
そんなこと言われなくたって
わかってるの
でも気持ちにふたをしようとしても
あなたのことがあふれてくるの
切なさが深くなるだけって
わかってる
縁がないことも
どこまでいっても
平行線だということも
ぜんぶ分かってる
もうどうにもならないこと
あなたの好きな人の
代わりになんかなれっこないことも
どうして出会ってしまったんだろう
どうして気持ちを止められないんだろう
一秒ごとに降り積もる
雪のような切なさに
押し潰されそうになっても
いつまでもいつまでも
あなたのことがあふれてくるの
加速度をつけて私のこころは
あなた色に染まってゆく…
「カバー」と言えるかどうか
それはわかりません。
須木本りくさんのエッセイを読んだとき、「その気持ち分かる!」って。
片想いとか失恋とかって、
癒えるまでに何年もかかることがあるんですけど、振り返ってみると、長い人生においては一過性だったりします。
結ばれて
わかりあって、別れ合ったときは、
両想いだったとしても
やりきった感があり
切なさはほとんど残らない。
人を好きになるって
なんなんでしょうね。
「私のこと好き?」なんて
軽々しく言えない恋もある。
「勇気がないだけ?」
「それだけの気持ちしかないんだよ」
違う。
好きになってはいけない人だとわかってる。どうしようもないことも分かってる。それでも好きなの。
相手も自分も傷つけてしまうから、
好きなんて言えないんだよ。
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記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします