一語の宇宙(3) | hydrangea (紫陽花)
「紫陽花(アジサイ)を英語でなんと言う?」なんて試験では聞かれることはあまりないかもしれませんが、
hydrangea [ハイドレインジャ]
と言います。
「リーダーズ英和辞典(第3版)」(研究社)には、語源に関して次のように記載されています。
NL ( hydro-, Gk aggos vessel )
「NL」とは、「neo-Latin」つまり「新しいラテン語」、「Gk」は「Greek」つまり「ギリシア語」。
「hydro-」は「水」、「vessel」は「入れ物」なので、そのまま訳せば「水の入れ物」ということになります。
hydrangea
= 「水の入れ物」
= 「アジサイ」ということですね😊。
ところで、アジサイがもともと「水の入れ物」という語源を持つ単語だと知ることは楽しいのですが、それだけではもったいないので、辞書の「hydrangea」周辺の単語もざっと見ておきます。
hydrate [ハイドレイト]
(n) 水和物、水化物
(vt. vi) 水和する、~に水分を補給する
hydraulic [ハイドローリック]
(a) 液圧[油圧、水圧]の、油圧式の
hydrocarbon [ハイドロカーボン]
(n) 炭化水素
hydroelectric [ハイドロイレクトリック]
(a) 水力電気の、水力発電の
hydrogen chloride
[ハイドロジェン クローライド]
(n) 塩化水素 (塩酸)
hydrolysis [ハイドロリシス]
(n) 加水分解
→「lysis」は「分解」を意味します。
ちなみに、
analysis[アナリシス]は「分析」、
analyst [アナリスト]は「分析者、評論家」です。
…ということで、
アジサイは「hydrangea」ですが、
語源を分析していたら、
「analyst」にたどり着いた、というお話でした。
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