詩 | 光あふれる中で
光あふれる中で
光を放っていない私
光あふれる中で
かみしめる 絶望を
光あふれる中で
自らの影が濃くなった
光あふれる中で
私の存在感は薄くなった
光あふれる中で
潮時だと思った
生から死へ向かう瞬間は
こういう時なのかもしれない
光の波に流されて
光の海底に沈む私を思う
もう苦しまないで
いいんだよ
徐々に光に溶けてゆく私の影
次第に光と一体になった
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします