一語の宇宙 | 感覚的な | sensuous
#sensuous [センシュアス]
「リーダーズ英和辞典[第3版]」(研究社)によれば、「sensuous」という形容詞の意味は次のとおり。
#sensuousの語源
一般的に、単語の語源は諸説があり、いつ誰が最初に使用し始めたのかを特定するのは難しいことです。
しかし、「sensuous」という単語は、「失楽園」で知られるミルトンによって作られた言葉であると言われています。
Merriam-Webster's Vocabulary Builder (p.148)には、次のように書かれている。
私が訳してみます😊。
余談ですが、「引用句辞典」を開いてみると、シェイクスピアと並んで多くのページ数が割かれているのは、聖書とミルトンです。それくらい、ミルトンが英語に残した遺産は多いと言えるでしょう。
#pandemonium (伏魔殿)
ちなみに「pandemonium」(伏魔殿)という単語も、ミルトンが作った言葉です(前掲書p.162、『失楽園』で使われています)。
「pandemonium」は、学校英語では学ばないような単語ですが、英検1級の単語集には掲載されていますし、新聞・書籍でも比喩的に使われる使用頻度の高い単語です。英字新聞でよく見かけます。
#似た単語を区別しよう
「sensuous」という単語は、TOEICや英検といった試験では、出題されないと思いますが、試験によく出る単語を整理しておきます😊。
いずれも「sense」の派生語です。
(⚠️例文・用例は「リーダーズ英和辞典」によります)
☆「sensible」(分別のある、思慮深い)
That is very sensible of him.
(なかなか わかった男だ。)
☆「sensory」(感覚の)
a sensory nerve(知覚神経)
☆「sensual」(官能的な)
= lewd
「一語の宇宙」では、1つの記事で1つの英単語を取り上げてエッセイを書いていきます。
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