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弱い君を僕は愛する

いつも君は
人目ばかり気にしているんだね

人からなにを言われても
君はなにも言い返すことができない

人からなんの理由もなく
右のほっぺをなぐられても
いまの君には
殴り返す勇気もないのだろう

君も恋をして
1人の女の子を好きになったことが
あるかもしれないね

あとから
「ここが好きだった。
あれがよかった」と言っても遅い
ちゃんとした理由なんて
なくてもいいんだ
好きなら「好きだ」と言えばいい

君にだって本当は
嫌いな奴のひとりやふたり
いるんだろう?
嫌いな奴には
「大嫌いだ!」と言ってやれ!

僕は「好きだ」も「大嫌いだ!」も
喜びも哀しみも
伝えられない弱い君を
とても愛しているよ

でもね
強く生きるためには
それではダメなんだ!
好きなときには「好き!」と
嫌いなときには「嫌い!」と
ちゃんと言わなければ
君の想いは伝わらない

右の頬を殴られたら
右の頬だけでなく
左の頬も殴り返せ!
そうしないと
君の怒りは伝わらない

今の弱い君には
難しいかもしれない
「好きだ!」「嫌いだ!」と
言えないのならば
好きな人がいるなら
近くにいって微笑むだけでもいい
嫌いな人がいるなら
遠く離れて無視するだけでいい

今の弱い君には
こんな簡単な
みんなが当然のように
簡単にできることさえ
とてつもなく難しいんだよね?

嫌われていても
好きな人には「好きだ!」と言い
好かれていても
嫌いな人には「嫌いだ!」という僕を
今の君はたいそう強くて
羨ましく思うかもしれない

でもね
実を言うとね
僕は今の君より
比較にならないくらい強くなったけど
昔の弱かった自分が
懐かしくて 愛おしく
思うこともあるんだ

でも僕は
弱いままの君では
生きてこられなかった

僕が生きてこられたのは
弱い君を殺したからなんだよ

生きる力の弱い君を殺して
僕は今の強い自分になった

「弱かった頃の君」と
「強くなった今の僕」とでは
どちらがいいのか
未だに僕にはわからない

ただ
今の弱いままの君では
生きていくことは無理だ

小さなことからでいい
人から嫌われることを
恐れてはいけない

少しずつでいいから
人に迷惑をかけて
嫌われる練習をしてみよう!
弱いまま 生きていければよいが
弱いままでは生きてはいけないよ

でもね
僕は弱かった頃の君が大好きだから
無理はしなくていい

少しずつでいいから
人から嫌われる練習をしてみよう
少しずつでいいから
人に迷惑をかける練習をしてみよう



この記事は過去記事のリメイクです。




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