Twitterから写した詩9 【詩】

未来の呟きはさながら星屑のように想い人へ降り注ぐ。きれいなものを拾ったと、あの子たちがささやきあう。
外に出て月を見てきた。緑色の風に乗っていろんな動物が飛んできて頭の後ろにぶつかった。
今夜は切ない。
殺した子猫たちが帰ってくる。今夜は酒盛り。
わたし鳥だったんです、誰にも言ってはいけないことだけど。送電塔から手を離したら、猫と一緒に青空まで落ちてしまう。嬉しくて、悶えてしまう。きっと雲にも月にも手が届かなくて、太陽まで落ちてしまう。人間は飛べない。
今夜も君が死ぬ時の夢を見る。何か問いたそうな君の口をなるべく塞いでおきます。
恋人の白い蝶が、朝日の差す窓辺の縁で休んでる。花を摘みに行こう。いつもの川辺に赤と黄が咲いている。紫の雨が降っては猿が踊っているところです。茶色い外套を羽織るから、僕と行こう。君のとまる花を探しに行こう。
彼女が、恋人の白い蝶が、器に用意した水が上手く飲めなくて、僕の用意した器の形が良くなくって、悲しい。
帰りの夜道で友達の桜の木に稲妻が二度降り注いだ。吉兆かな。私の心臓を食い破ってくれ。
あなたの手の指を左の小指から順に食べたい好きです生涯忘れません。
硝子の瓶に入れておいた月を飲み込んで、代わりに枯れ葉を詰めたい。


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