Twitterから写した詩5 【詩】
無上の救いとして破滅を説く精神 凍りついた美しい情景が永遠であるように祈る 私は病んだ人達の人身御供で 虚しさをお腹に詰め込まれては微笑む 孕むのは一つ目の屍
二人の人魚の小さな庭を奪わないで……
僕の花束でいつかあなた様の首を切り落とします 愛しています
空を飛んでいる猫に手を振らないで 小人がのんびりと踊ればお腹が抉れ 僕は何度も気が触れる
無かったことになっている 幼い日に窓から見上げた夜明け前の紫の空を 愛に溢れた虚無たちの隣でまた見ている
消えない影 こぼした星屑で描かれた半透明の未来
夜の海カフェインで息継ぎしてる クラゲに押しつぶされる
冷たくて甘い月が両手の中に転がり落ちてくる
兎が耳を折ると猫が鳴き止む 僕は二人の過去で羽をもがれた白黒の鳩
月から舞い降りて迷子の白兎に抱かれたい
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