Twitterから写した詩4 【詩】

小麦を食べてはよろめくわたしを誰か支えて
青空に浮かぶ向日葵 こぼれ落ちてきた水を俯きながらゆっくり飲み込んでいく
浅草のお寺の脇で 柔らかな猫の死体の群れの中で眠ってる 場所と時間の少しずれたところで死んだ鳥が 昼と夜の間の空へ消えていく 掌が地面に触れる
正座して座ってると 僕より一回り大きい昔自殺した僕が目の前にいる 桜みたいな女の人の姿をしてて 正座して微笑みながら僕を見つめてる 右脇にはもっと昔に自殺したちょっと小さい僕がいる 女学生の姿をした男の子で 僕の右腕にそっと手を添えて微笑んでる
みんなの祈りで覆われた大切なものを暴くから撃ち落としてください わたしは夜明け前の燕 あの人の手の中で死にたい
放った蛇に首を絞められて左太腿に爪を立てる
ゼラニウムは死んだうさぎの匂い
ネットワーク回線から齎される最新の真理が届くようお前も祈れ
女に求愛される ざらついた肌が忍び寄ってくる
黒い太陽に照らされて割れた月は私のもの

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