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褪せたレンガ色の道のタイルを踏みながら歩いた まだ自転車に乗れるようになったばかりのわた…
まどろみ まどろむ まどろめば まぶたの裏に月を見る 毎晩ゆっくり頭上を動いて まどろみ …
今夜は月夜、春が膨らむ ふっくらおつきさま、しづかに息を吹く やさしいビニール袋、中身の…
何が必要なんだろうね 何が寂しいんだい 鼻腔で冬の冷たい朝をとどめる 鼻先を春があたため…
母さんからもらったネックレスがお気に入りで 大切でもない日に身につけたらちぎれちゃった …
浮き上がる布団をめくったら、箱にねむる人 豆電球がひとりぼっちにあかるい影を落とした 絡…
春、来航、御来光! 春、来航、御雷光! 弾け飛ぶ植木鉢 何を傷つけたい 傘奪う嵐風 何が欲しい 秘めたる感情土砂降りに 息を飲ませる、春雷光 春、来航、御来光! 春、来航、御雷光! 砕け散る鉢が 種を撒き 鳴く風木々揺らし 大きく手を振る 秘めたる感情土砂降りに任せ 忘れないで忘れないで 裸足で飛び出せばおさまるだろうか 忘れないよ忘れないよ 息と雨飲み叫べば抱きしめられるだろうか 秘めたる感情土砂降り 指絡めて押し倒す 冬尽
ねぇご本よんで わたしが眠る前、横に立っている窓は何色になるの 窓の外の空は、誰が住んで…
喉奥のトゲ吐き出したら痛いかなって思ってた 吐き出したらなにも残らなくて、ぐっすり眠れて…