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収集物たち #1 トートバッグ
ものを集めることがライフワークと言っていいくらいだ。
集めるのが好きというか、もう気づいたら集まっている。ペンの一本から家具に至るまで惚れ込んだものを少しずつ集めていくのが楽しい。世の中には優れたデザインが沢山あるから、この趣味は一生続いていく気がする。
収集物の中でも知らぬ間に増えているもの界、ポストカードと文庫本に並んで名を馳せているのはトートバッグだと思う。
イベントや展示、ショップのオリジナルなど見渡せばどこにでも売っている。他のグッズと比べて値段がお手頃なことも多いし、普段使いできそうなデザインだと一旦買っとくか…となってしまいどんどん増殖する。危険極まりない。
我が家では勝手に増えないよう最大限気を付けていて、店で良いものを見つけてもデザインや使い勝手を相当厳しくジャッジする。そうやって買わない理由を必死に探して、気を確かに保つという民間療法だ。
でもやっぱりびびっと来たものがあったらお迎えしてしまう。抗えない。
そんな厳しい厳しい審査をくぐり抜け、うちへ来たトートバッグは思い入れがあるものばかり。以下、精鋭たちです。
神農生活
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台北に旅行に行った時に買ったもの。四文字のロゴがシンプルでしゃれてる。キャンバス地。大きめ。持ち手が長めで肩にかけやすい。
神農生活というのはお店の名前で、無印良品と中川政七商店を混ぜて台湾風にした雰囲気のところ。センスのいい日用品が沢山ある。このお店のためだけにまた台湾行きたいと思うくらいファンになった。蔦屋書店の兄貴分である誠品書店とセットでどうぞ。
アバンセ
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アバンセは広島県内に数店舗あるおしゃれスーパー。紙屋町シャレオ店で買った。キャンバス地。持ち手短め。赤青のロゴがかわいい。
大学一年の時に店の前を通りがかって、いいトートバッグあるなあ…と思ったけど特に買うこともなく。卒業間近になって、やっぱりあれ買わないと一生後悔する気がする…!と急に思い立って4年越しに迎え入れた。なので今手元にあるんです。ハッピー。
大原美術館
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オーハラ ミュージアム オブ アート。美術館でカーキ色なんてあら珍しい。キャンバス地。絶妙な長さの持ち手。数年使い続けたので色落ちがある。
倉敷は祖母の家があることもありお馴染みの街だ。美術館にどんな絵があったか忘れてしまったのでまた行きたい。
MIKASA
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バレーボーラー御用達のミカサバッグ。スポーツ時をはじめ大変お世話になっております。ナイロン地。スナップボタンが付いてて小さく畳めるパッカブルのやつ。
訳が分からないほど丈夫で、今は買い物用バッグとして使っている。一人暮らし一週間分の食料入れても全然平気。限界を試したことはないが、たぶんバッグより先に肩がやられると思う。
(番外編)しろくまちゃんのほっとけーき
わかやまけん展で売っていたもの。前面にホットケーキを焼く手順のページがそのまま印刷されていてとんでもなくかわいかった。かなりの時間悩んで結局買わなかったのだが、今になって本当に後悔している。買う・買わないのジャッジは本当に難しい。