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息子バッハコンクール予選に出場する(小2)

選抜コンサートのオーディションに合格し、ハイドンのピアノソナタを弾くことになった息子。これまでの曲で一番長く、一番難しいため譜読みが大変です。そんな大変な状況ですが、実はオーディションの前からもう一つコンクールが決まっていました。
バッハコンクールです。

バッハコンクールとはバロック時代の曲を学習することを目的とした人気のコンクールです。人気の理由としては予選を通過すると次が全国大会に進めることです。他の生徒さんも東京に旅行に行ける!というモチベーションで受ける子が多いです。

ピティナコンペでもバロックの曲(ラモーのリゴドン)を弾きましたが、まだバロックの何たるかはわからずに弾いていました。先生はバロックと古典をしっかりと学習してからロマンや近現代の曲に進んだほうがよいとおっしゃっていたため、バッハコンクールを受けることにしました。弾く曲は以下です。

スカルラッティ:スケルツァンド

30秒くらいの曲なので一見簡単ですが、簡単な曲ほど細かいところをしっかり表現しないとコンクールでは評価されません。
逆に難しいといえます。。

なんとか仕上げて本番当日をむかえました。
例によって朝、先生のお宅にいって見てもらいました。
結果はいいから楽しんで弾きなさいとお言葉をいただきます。
これは楽しんで弾くと結果は後からついてくるという意味だとだんだんわかってきました。

日程の関係で予選は隣の県で受けることにしたので、高速道路に乗ってちょっとした旅行みたいで楽しい気分でした。会場に近づくと田んぼの中にドーン!と大きな建物があります。到着して中に入ると、とてもとても大きなホールでした。おそらく全国大会でもここまでは大きくないと思います。

先程までの楽しい気分は吹っ飛び会場の雰囲気による緊張が出てきました。
これは我が家だけではなく参加者全員が感じていたと思います。

審査が始まると案の定、雰囲気に飲まれてミスする子が多かったです。
息子は大丈夫か。。と思いましたが、持ち前のマイペースさでいつも通りの演奏をしました。
よくやったと思いましたが、人気のコンクールで人数が多いため、通過するかはわかりませんでした。同じ教室のずば抜けて上手なMちゃんも出場していて、いい演奏をしていました。さすがです。

結果を待つ間、外で食事をしていたらMちゃんご家族も偶然来て隣の席になりました。弾き合いで会うものの、それほど話したことがなかったのですが、店で話してるうちに仲良くなりました。
結果を同じタイミングで知るとなるとどちらかが落ちていると嫌だなと思っていました。

結果発表の時間が来て、合格者の紙が貼り出されます。
2人とも通過でした!

2人でトロフィーを持って写真を取りました。
この後、息子とMちゃんはお互いを高め合う存在になっていくのでした。

弾いた曲

スカルラッティ:スケルツァンド

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