絶対音感を過信してはダメ
昨日の聴取のコメントの授業で、バッハのヴァイオリンソナタの一部を聴きました。今日の記事はそれを聴いた時の私の反応についてです。
ヴァイオリンはうちにも習っている子供がいるし、私も少し触ったことがあるのでピアノの次に聴き慣れている楽器だと思います。
私は絶対音感を持っていると思っているのですが、曲を聴いた時に「D dur にしてはなんか音が低いような」と思ってしまったのです。そしてその曲は実はC dur でした。無意識のうちにバロック意識が働いていたのか(しかも私はその曲を初期ロマン派のエチュードと思ってしまっていた)、その演奏が若干高めの音律での調弦だったのか、聴き間違ってしまいました。
なんか低めと思った(だから音律に対する絶対音感はそれなりにある)のなら、ラベリングを疑え!と自分に言い聞かせることとなりました。
現代のピアノという楽器は音律が決まっていて、ラベリングがしやすい楽器でもあります。聴取のコメントで聴く音楽はピアノ以外が多いのでこの点は要注意ですね。
友人の絶対音感所持者は「ヴァイオリンになると音がわからない」と言っていたのですが、その当時は私は楽器を問わずに音がわかったんですね。恐らく私はバロック音律のラベル付を身につけたから狂いやすくなったのかもしれません。
いい勉強になりました。
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