3/4拍子と6/8拍子の違いをわかりやすく解説します
こんにちは!音楽家のPIANO FLAVAです。
今日は、3/4拍子と6/8拍子の違いについて説明します。
難しい強拍・弱拍の話はなし!
3/4拍子
1小節に3拍子が4つ。リズムの取り方は「イチ・ニ・サン」。
多くの舞曲(メヌエット、ワルツ、ポロネーズなど)は3/4拍子です。3拍子は踊っている感が出ますね。
ショパン「華麗なる大円舞曲 (Op.18)」
クリスティアン・ペツォールト「メヌエット ト長調」
ちなみに、あの「ボレロ」も、テンポの遅い3/4拍子です。
ラヴェル「ボレロ」
ボレロは、スペイン発祥の近代舞曲で、執拗なリズムの繰り返しが特徴なんです。
あまり知られていませんが、ショパンやサン=サーンスもボレロを書いていますよ!
ショパン「ボレロ (Op.19)」
童謡だと、「ふるさと」や「ぞうさん」も三拍子です。
「ふるさと」
「ぞうさん」
ここまではわかりやすい。
6/8拍子
1小節に8拍子が6つ入ります。
リズムは「タ・カ・タ・タ・ラ・ラ」ですが、付点4分音符(8分音符×3)を1拍として捉えるとわかりやすいです!!
つまり「イチ・ニ・サン」の三拍子でリズムを取るのではなく、ゆったりと「イチ・ニ」「イチ・ニ」の二拍子でリズムを取ります!
ちょっとマイナーな曲ですが、サン=サーンスの「アフリカ」がわかりやすいです。
サン=サーンス「アフリカ」
3/4拍子よりも「踊ってる感」が少ないですよね!!
ちなみに、イタリア発祥の舞曲「タランテラ」は全部6/8拍子です。
ショパン「タランテラ (Op.43)」
ダマーズ「タランテラ」
ブルグミュラー「タランテラ」
3/4拍子との違いは、頭の中で指揮をしてみるとわかりやすいです!
3/4拍子はもちろん「イチ・ニ・サン」と振りますが、6/8拍子は「イチ・ニ」で振ることが多いです。
余談:12/16拍子
ちなみに、12/16拍子というのもあります。
1小節に16分音符が12個ですね。有名なのは「イスラメイ」でしょうか。
バラキレフ「イスラメイ」
まとめ
3/4拍子は3拍子。「イチ・ニ・サン」のリズム
6/8拍子は2拍子系。付点4分音符を1拍と捉えると「イチ・ニ」のリズム
(細かくリズムを取ると「イチ・ニ・サン、ニ・ニ・サン」)
ご参考になれば幸いです!!
穏やかなピアノ曲を書いています。
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