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うつ病の特徴

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

随分と肌寒くなってきましたね。
気温が下がると、気分も落ち込みやすくなりますね。

天候に気分が左右されることは人として自然な反応です。
しかし、過度な気分の変化、抑揚が生じて、日常生活に支障が生じると問題です。

そこで、よく陥りやすい身近な症状である、うつ病について紹介したいと思います。

うつ病は、患者が日常生活で感じる強い憂鬱感や無気力感に特徴づけられる精神疾患です。

以下に、うつ病の主な特徴を分かりやすく10個説明します。

  1. 持続的な憂鬱感: うつ病の最も顕著な特徴は、長期にわたり持続する強い憂鬱感です。患者は「何も楽しいと感じられない」「無気力で何も手につかない」といった感情を抱えます。

  2. 興味や喜びの喪失: うつ病の患者は、通常興味を持っていた活動や趣味に対して興味を失います。喜びや満足感が減少し、日常の楽しみが感じられなくなります。

  3. エネルギーの低下: 疲労感やエネルギーの低下が見られます。簡単な日常の活動でも疲れやすく、モチベーションが低下します。

  4. 自己評価の低下: 患者は自分を否定的に評価し、自分に対して過度な自己批判が生じます。無価値感や自分が他者にとって迷惑であると感じることが一般的です。

  5. 睡眠障害: うつ病の患者はしばしば睡眠障害を経験します。入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒などがあり、これが症状を悪化させることがあります。

  6. 食欲の変化: 食欲が増進するか、逆に減退することがあります。体重の増減が見られることがうつ病の特徴の一つです。

  7. 集中力の低下: うつ病の患者は、集中力や注意力が低下し、日常の仕事や活動に取り組むことが難しくなります。決断力も減少します。

  8. 自殺念慮: うつ病の患者は、自殺念慮や自傷行為の傾向が高まります。深刻な場合には、周囲のサポートが重要です。

  9. 身体症状: 頭痛、背中の痛み、消化器系の不調など、身体症状も現れることがあります。これは心身一体の病態を示唆しています。

  10. 社会的な孤立感: うつ病の患者は他者との関わりを避ける傾向があり、社会的な孤立感が生じることがあります。これが症状を悪化させる一因となります。

うつ病は身体的、感情的、社会的な複数の側面に影響を与える病態であり、症状が慢性化すると患者の生活全般に大きな影響を及ぼします。

早期の検知と適切な治療が重要であり、心理療法や薬物療法などが行われます。

もしかしてうつ病かな?と感じたら、心理カウンセリングを受けてみたり、
心療内科に足を運んでみることを推奨します。

ご自身だけでなく、身近な方にも思い当たる人がいれば、手助けしてあげましょう。

自分ではどうしようもない場合も多々あります。
そんな時こそ、家族、友人、職場の人などがサポートすることが重要です。

一人でも多くの方が、一人で抱え込まずに、少しでも心を軽くできると幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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