歩き旅005 冬の谷川岳山麓を歩く(群馬県)
一つ前の記事「歩き旅004 雪のみなかみ(群馬県)を歩く」に続いて群馬県みなかみ町にて谷川岳ロープウェイまで歩いた記録です。
今回も動画作成していますので、最後に載せております。よろしければ動画も合わせてご覧ください。
谷川橋(水上駅付近)
今回夏に歩いたことのあるみなかみ駅→谷川岳ロープウェイまでの道のりを雪の季節にチャレンジします。そもそも豪雪地帯の雪深い時期に谷川岳の麓まで歩いて行けるのかという心配はありましたが、最悪JR上越線(本数少ないですが)やバスも並走しているので途中でギブアップとなっても立ち往生はないだろうという保険はあります。
スタート地点は一つ前の記事「歩き旅004 雪のみなかみ(群馬県)を歩く」の内容の通り前日谷川温泉に宿泊していた関係もあり、この記事では基本スタート地点としている駅(今回はみなかみ駅)でなく駅から少し離れた谷川橋としています。
駅付近の谷川橋周辺の景色もすでに川と雪と山のコラボレーションで綺麗です。
出だし
スタート地点の谷川橋から県道291号線に沿って谷川岳ロープウェイまで歩いて目指します。道には歩道もありますが、消雪パイプがある車道と異なり、除雪はしてもらえてますが雪は積もっています。
そのため靴に簡易スノースパイクをつけて歩いています。これで凍っている路面もかなり安定して歩けますが、油断すると簡易スパイクではずるっと滑りますので足元には十分注意が必要です。
この日は晴れていて比較的陽気な気候ですが、それでもいろんなものが凍っています。道端に落ちた枝すらも綺麗に氷に覆われていました。
県道291号線には除雪車がなん度も行き来していました。主要道路は昼には十分除雪されているように見えますが、まだいろんなところを除雪しないといけない場所が多いのでしょう。雪が20cmも積もると人も車もまともに行き来できなくなるので、雪の地域にとって除雪車は本当にライフラインの一つであるといえます。
湯檜曽駅まで
途中にモグラ駅で有名な土合駅を通るJR上越線をまたぐ陸橋を通りますが、雪に覆われた線路も立派な景色となっています。
何やら賑やかそうなお食事処「民具茶屋」さんがありましたが、冬季はやっていないようで雪に埋もれていました。
湯檜曽駅近くに少し開けたところがあります。冷たい風と温かい日差しが絶妙なバランスで心地よい空気です。(気温はちょうど0度ぐらい)
湯檜曽駅入り口です、ここから水上方面地上、越後湯沢方面地下と上下線で大きく線路が分離する起点となります。湯檜曽駅ではまだ土合駅ほどの高低差はありませんがすでにホーム間の距離はあります。
湯檜曽駅を先に進むとすぐに水上方面の歴史を感じるブロック橋梁があります。この橋梁の先に線路が大きな高低差を越えるための有名なループ線路もあります。
湯檜曽駅〜土合駅
湯檜曽駅の先に湯檜曽温泉街がありますが、それを超えると人が住む建物はなくなってきます。
山間に囲まれた湯檜曽公園。テニスコートやオートキャンプ場もあり春から秋にはアウトドアに最適な公園ですが、この時期は完全に雪に閉ざされていて、入ることすらできませんでした。
そして地下70mにホームがあるモグラ駅で有名な土合駅。電車でくる人よりも車で観光に来る人の方が圧倒的に多い駅です。今日も車はいっぱいです。
今回は土合駅地下ホームへの訪問はパスして先に進みます。
土合駅〜谷川岳ロープウェイ
土合駅を出るとゴールの谷川岳ロープウェイまで距離的にはもう目と鼻の先ですが、高低差と雪の壁が立ちはだかります。
雪の壁で道路からほぼ見過ごしてしまう湯吹きの滝。カメラを最大限高く掲げて撮影。
途中にある銅像は周りが雪に埋もれてシュールな状況です。
ロープウェイ手前には天神平スキー場の出口があります。スキーはもう10年近くやっていませんね・・・
そしてこの歩き旅としてはゴールとなる谷川岳ロープウェイに到着。
谷川岳天神平スキー場
ロープウェイを使って天神平まで登った風景を載せておきます。