テクニックだけの問題ではない!?ぶっこ抜きデッドリフトの本当の原因&解決策
【はじめに】
デッドリフトで腰曲がりを指摘された…
ぶっこ抜きデッドリフトで笑われた…
デッドリフトで度々腰を痛めている…
こんなお悩みありませんか?
過剰な腰曲がりのデッドリフト(いわゆるぶっこ抜き)は、一般的に良くないエラーとして認識されおり理学療法士の見解からしてもあまり良いものではありません。
かといってそれを修正しようにも、なかなか上手くいかない、そう感じている人は多いはずです!
今回の投稿を最後まで見ることで、
・腰曲がりデッドリフトの原因を理解できる
・腰曲がりデッドリフトの対策を学ぶことができる
・自分が腰曲がりしやすいかを評価することができる
という状態まであなたのレベルアップをお手伝いします!
今回の記事は?
トレーナー:★★★★☆
トレーニー:★★★★★
本題に入る前にちょっとまずは僕のぶっこ抜きに対する考え方を話しますね!
【ちょっと小話(読み飛ばしOKです!)】
ぶっこ抜きデッド、まぁ大きく見ればテクニックの問題と片付けられるのはわかるんですが、デッドリフトのデの字もわからん初心者に床にあるバーベル持ち上げて下さいっていうと腰が曲がらない人もいれば、腰が曲がる人もいます。
何が言いたいかと言うと、ぶっこぬきになりやすい人っていうのは、ある種の機能不全やそれを背景とした学習された運動パターンがあります。
過去のスポーツ歴や生活習慣など、長年学習された運動パターンで、そのような適応を起こして腰椎が屈曲方向に過剰に動きやすくなったりします。そういう人にとって、高重量デッドリフトで腰椎を屈曲し過ぎないとこで止めることって難しくてどうしても最終域付近まで動いちゃいます。
逆に…
よくパワーリフターが、腰曲がりデッドリフトはやめましょうとあえてエラーパターンを演じる動画を見ることがあるんですが、その方を見ると実際には腰曲がりしてないですね(大抵は)。
腰椎を曲げようとしていますが、曲がっているのは多くの場合胸椎です、腰椎が曲がってもぶっこ抜きのそれとは比になりません。
そう考えると、腰椎が元々曲がりにくい人というのはある意味でぶっこ抜けないと捉えることも出来ます(ですのでそのような体の適応をしてきた人にはそれなりの才能があると言ってもいいかもしれません)。それくらい高重量デッドリフトでのフォームというのは、その人が元々持つ関節の動きやすさに影響されているということです。
ですのでこれを読めば、腰曲がりがただの努力不足、テクニック不足だけで解決できないことを正しく理解することができるでしょう!
>>>デッドリフトで腰が曲がっていたら、シンプルですが、なぜ腰が曲がるんだろう?と一歩物事を俯瞰的に見れるとよりレベルアップできます
デッドリフトの腰曲がりを理解したいトレーナーの方、自身の腰曲がりを少しでも改善したいトレーニーの方ぜひこの記事を最後まで読んで下さい!!!
【自己紹介】
最近インスタグラムの投稿にも力を入れています!インスタグラムではパーソナルトレーナーがちゃんと身体機能や構造を評価できるようになるための情報発信をしています、良ければご覧下さい!
https://www.instagram.com/yusuke202108
ではさっそく話を進めていきましょう!
1.世の中には2種類の人間しかいない、腰曲がりしやすいタイプかそれ以外か!?
ちょっと大袈裟なタイトルをつけましたが、人の運動パターンというのはそれだけ上振れ、下振れしやすいです。
僕が臨床で腰痛症例を見ているからかもしれませんが、バランスのとれた理想的な運動パターンという人は少なく、ある一定腰椎は曲がりやすい、反りやすいなど特定方向への動きやすさが存在します。
テクニックの習熟度の違いはもちろんありますが、この2名のデッドリフトを見てもらったらわかるとおり、バーベルを引き上げた時に腰椎がどれくらい曲がるのかは明らかに人によって異なるのがわかります。
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