無くしてからでは遅い、体にとって大事な歯の話。 〜自転車の事故でブリッジを経験してからインプラントにした私〜
11月8日は「いい歯の日」だったようで。
数年前から気にするようになった歯についての話を書いていきます。
フィジオルームでも歯科とのコラボイベントを行ったり、最近は顎関節症を持つお客様にご来店いただき、整体したりなどと歯とは密接に関わってお仕事をしています。
そのきっかけになったのが自分の歯の健康を考えさせられた出来事が数年前にあったから。
その時歯科医の先生に言われたのは
「一度削った歯はもう戻らない」
という言葉。
それに衝撃を受けて、歯を大事にしないといけないんだなと思ったのです。
自転車事故で歯が…顔面の打撲・上顎骨のヒビ…
数年前に自転車に乗っていて電柱にぶつかるという、自分が悪かったのですがそんな事故に遭いました。
その日は車で出勤せず、夏の暑くなってきた日だったのですが、なんとなく自転車で行こうと思い自転車で出発しました。
その軽い気持ちが、大きな事故を起こすとは知らずに、、、
普通に運転していたのですが、大きな通りを走っていると歩行者信号が青になったので「一緒に渡ってしまおう」と思い車道へ出ようとしたその時。
ガコン!
と言って縁石がガクッと下がっているところに前タイヤから下がり、その拍子に咄嗟に前タイヤのブレーキだけがかかり車体は前のめりに。
一瞬の出来事でしたが、前のめりになった時に自分の目の前に電柱がやってきて「ガコン」と顔面をぶつけました。
鼻から上顎、そして目の下なんかもすごく痛く、何が起こったかわからない状態。
そして自転車のライトは割れ、車体にも傷が。。。
気がつけは顔面から血が!!
鼻から血を出し、通行人の方にティッシュをもらってお礼をしようとしたら「ぁりはとうほさいます」みたいな感じでちゃんと喋れない。
口の中には血の味が広がり、携帯のカメラで確認すると
歯が折れてる!!
しかも酷い顔。
すごく焦って、職場に連絡し病院受診のために仕事は休むことに。
そのまま病院に行こうと思うも首が回らない。車の運転ができない。
恥ずかしながら母を呼んで病院に連れて行ってもらいました。
病院で言われた一言、歯はこんなにも大事だったんだ。
総合病院について形成外科、歯科に受診。
鼻は折れていなかったものの、少し曲がっていたけれど支障はないとのこと。
続いて歯科を受診すると
「歯が根本から折れています」
「上顎骨にヒビが少し入っています」
と。
え〜〜〜〜〜!前歯なのに!!
その日はとりあえず、仮歯で帰宅。その次の日は顔面が歌舞伎役者くらい腫れて脳震盪による頭痛なども出現。歯も痛い。
週明けに歯科にいくと
「歯は根本から取ってしまってブリッジをするしかないですね。隣の歯を小さく削って被せ物をします」
とあっさり。。。
「歯って削ったら元に戻らないですよね?ブリッジって一生持つんですか?」
という私の回答に
「一度削った歯はもう戻らない」
と。
え、、、
前歯だけど大丈夫なの?
「ブリッジが嫌ならインプラントしかないですね。義歯だと年齢から言って早いですし」
インプラントは30万円以上、ブリッジだと歯を削る。。。
歯を削らずに、もしくは最小限の削る方向でなんとかならないか、必死に歯科医に相談。セカンドオピニオンしても他の歯科では「ブリッジが上手な先生だからそれ以上はインプラントしかない」と最初に行った歯科での治療を勧められ、とにかく医師には最小限の削る方法でなんとかやってほしいと懇願。
最終的に歯の裏側で止めるブリッジをしてくれました。
それだと削るのは最小限になるとか。
削ったら元に戻らない
そんなことを言われたら尚更削りたくないし、前歯だし。。
そこでブリッジをお願いしました。できはとても素晴らしく満足。その時の歯科医の先生にはとっても感謝しています。
私の歯を最後まで諦めないでくれてありがとうございました。
しかし数年後起こった事件
海外出張中にステーキを食べていた時、フォークでお肉を口に入れフォークを引っ張ろうとした瞬間に「あれ?歯が、、、浮いてる?」
そうなんです、ブリッジがずれて取れそうになったのです。
慌てて手で戻したのですが、なんとなく不安定。
海外出張中の出来事だったので帰国後すぐに歯医者へ。
「ブリッジ、限界ですかね」と。。。
え〜〜〜〜〜!!!
どうしたらいいんだ、、、、
と思っている矢先に友人の歯科医にインプラントを勧められることに。
そして歯を見てもらったら、歯肉炎なんかもあったり。。。
歯の状態だけでなく口の中の状態も良くない。。。
歯や歯茎の状態が悪くても、いろいろな細菌に感染したり歯の健康が損なわれたり。そして歯の健康が悪くなると全身にも影響があるという話を聞いてゾッとしました。
「早いうちにインプラントをやろう」
と決意。
インプラント手術をしてもらい、現在の前歯になっています。
ブリッジがずれた時、仮歯が外れた時思ったのは、
「一瞬で歯がずれてくる」
ということ。
そうすると、肩こりや頭痛が起こってきてなんとなく調子が悪い感じがしたんです。
歯と歯の隙間があると歯は動き、良くない方向に行くことも。
そして噛み合わせが悪いと顎の骨の位置が変わったり、それによって頭痛や顎関節症が出たり。
その逆で骨盤や背骨の位置や姿勢が悪いと歯の噛み合わせに影響したりなど。
歯と体は深いつながり、小さい時からの正しいケアが重要
歯と体はとても密接な関係であることを、自転車事故から学びました。
あの事故がなければ今頃歯のことを考えることもなかったし、顎関節症の人たちの悩みを聞くこともなかったかもしれない。
そして子供たちの歯の問題は姿勢の問題を持っている子が多いことも見受けられています。最近ではスマートフォンの使用年齢が下がってきていること、学校でもタブレットを使うことなどが増えたこと、ゲーム機の使用で体を使って遊ぶ機会が減っていることなど。
要素を上げればキリがないですが、子供たちの歯の状態や体の状態が良くないことが本当に多いんです。
そしてそれを守るのは親御さんが正しい知識を持つこと。
そんな話を歯科医と協力して広めていければと思っています。
私にとって歯は重要なもの。
そして幾つになっても思い切り笑って、自分の歯で食事をしたいし、笑顔も素敵な白い歯でいたい。
そのために、歯やお口のケアがとっても大事!
思いたった今が、一番若いから今からしっかり歯のケア・口のケア・体のケアを始めよう!!
最後までお読みいただきありがとうございました!
そして冬になってきた札幌、事故も多いですが気をつけて楽しく残りの2024年を過ごしましょうね!!
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