むくみとセルライトって関係している?! 2022.5.16記
むくみの原因
むくみは長時間の立ち仕事・歩行が多い人は足がむくみやすくなります。足の他にも、顔や手にも現れます。
足は特にむくみやすいと言われており、朝と夕方でサイズが変化し靴が履きにくくなることを経験したことがある人は多いのではないでしょうか?
血管には心臓がポンプの役割をするため全身に血液が循環されます。しかし、リンパ管にはポンプ機能がないため、体の下に行けば行くほどむくみやすくなってしまいます。
むくみの原因は皮下組織に過剰な水分が貯まるからです。
細胞から水分や栄養を動脈に運搬する液体を細胞間液と言います。この細胞間液が何らかの影響でバランスを崩すとむくみが引き起こされます。
バランスを崩す原因は、
・末梢血管への血流低下
・冷え
・塩分の過剰摂取
・心臓、肝臓、腎臓の機能低下
・降圧剤などの薬の内服
・栄養不足
などが挙げられます。
最後の項目である栄養不足についてもう少し掘り下げていきましょう。
肝臓ではアルブミンというタンパク質の一種が作られています。アルブミンは脂溶性のビタミンやホルモンなどを血液を通して組織に運ぶ働きや、血管と細胞外のバランスを保持して毛細血管からの水分の吸収を促進してむくみを取り除いてくれる働きをしています。
栄養が不足すると肝臓でアルブミンが作られなくなり、血管の内外でバランスを保つことができなくなり結果おなかに水が溜まったり(腹水)、他の部位でも同じことが起こってしまいます。
むくみはセルライトを引き起こす
オレンジの皮に似ていることから英語では「オレンジピールスキン」と呼ばれる美容の大敵ですが、日本人女性の約80%以上の人にあると言われています。
セルライトができる原因には、運動不足、高カロリーの食事、不規則な生活、基礎代謝の低下などさまざまなものがあります。
リンパの滞りが原因になることも重大な原因の1つ、、、。
特に脂肪は大半がリンパ管を通って運ばれるためリンパ液の流れが悪くなると余分な脂肪も吸収されずにセルライトに変化してしまいます。
セルライトは脂肪細胞が変化して周囲の老廃物や水分を付着させて肥大化したもので、それが線維と絡み合って硬くなります。
お尻や太もも・二の腕・さらに表皮に近いところに見られやすく、痩せている人にも見られます。
セルライトは一度できると落としにくく、痩せにくい体になります。
大きくなると次第に周囲の血管やリンパ管を圧迫するためさらにリンパの流れが悪くなるという悪循環に陥っていきます。
むくみを解消するには
むくみの解消や防止のためには、余分な水分や老廃物が皮下組織にたまらないようにすることです。
リンパ液には脂肪や老廃物・ウイルス・不用物などが含まれています。
リンパケアを行いリンパ液の流れを良くすることでそれらの循環を改善し、体に余分な水分や老廃物が溜まりにくくなります。
老廃物が溜まりにくくなることによって四肢の至る所にできてしまったセルライトを減少させ、痩せやすい体になっていくのです!
病的なむくみ
一口にむくみと言っても生活習慣を正せば治る一過性のむくみと病的なむくみがあります。
静脈瘤、静脈血栓、腎臓の病気、心臓の病気、肝臓の病気、膠原病、糖尿病、リンパ浮腫などは病的なむくみに分類されます。
リンパ浮腫は生まれつきリンパ管に障害がある他、手術でリンパ節を切除した場合や放射線治療でリンパ管に損傷を負った場合などで起こります。
病的なむくみのケアはドクターと相談をしながらケアを行っていくことが重要です。
積極的にセルフケアを実施することによって改善できる例もあります!
当店では専門的な知識を持ったスタッフが対応致しますので、ご不安なことがあれば是非ご相談いただければと思います。
誰にでも起こり得るむくみ。
放置しておくと体に様々な影響を与え、いつの間にか手遅れなんてことも、、、?
そうなる前にリンパケアで体の循環をよくしセルフケアで維持できるように、体内の環境を変えていきましょう!!