見出し画像

鍼灸師がパーキンソン病に関わる上で必要な基礎知識

200以上のコンテンツが読み放題📚

こんにちは。HAMTライターのてっちゃんこと白石です。今回からは「パーキンソン病」をシリーズでお話していきたいと思います。

パーキンソン病は在宅領域において出会う頻度の多い疾患であり、関わる上で専門的スキルを必要とします。

基礎的なお話が中心にはなりますが、このシリーズを通じて少しでも専門性を高めて日々の臨床に活かしてくださいね。

また、セミナーも開催するのでぜひご参加お待ちしています。

【目次】

  1. パーキンソン病と言ったら「〇〇」

  2. 中脳の黒質の変性ってそもそもなに?

  3. 3.パーキンソン病の診断は中脳の黒質ではない?

  4. 筋固縮は正しくない?

  5. 四兆候がないのにパーキンソン病でいいの?

  6. まとめ


1.パーキンソン病と言ったら「〇〇」

これを聞くと皆さんならどう答えますか?
おそらく「パーキンソン病は中脳の黒質の変性である」と答える人が大多数だと思います。鍼灸の養成校でも国家試験対策で必ずこのキーワードで教わっていた記憶があります。

パーキンソン病に関して、普段臨床で携わっていない方で理解しているのは以下のような内容ではないでしょうか。

・パーキンソン病は中脳の黒質の変性である
・ドパミンが不足する病気
・四兆候は「無動」「固縮」「振戦」「姿勢反射障害」

実際、私自身も学生時代に理解していたのはこの程度で、 詳細には理解していなかったように思います。

今回のシリーズでは、パーキンソン病に関して「国家試験対策」の知識から「現場で活かせる」知識をお伝えしていきたいと思います。

2.中脳の黒質の変性ってそもそもなに?

パーキンソン病は、脳の中でも「中脳」という部分にある「黒質」という領域がダメージを受けてしまうことで起こる病気です。

復習もかねて、まずは中脳の位置から確認しておきたいと思います。

何番が中脳でしょうか?


   *   *   *


毎月無料オンラインセミナーを開催📖

ここから先は

2,510字 / 6画像
各分野のプロフェッショナルな在宅鍼灸師が中心となって執筆。このライブラリを購読すると、在宅鍼灸の専門領域(フィジカルアセスメント・リスク管理・経絡・中医学・泌尿器・プライマリケア・養生・運動療法・多職種連携・緩和ケア・ご自愛etc)に関する記事を読むことができます。在宅鍼灸師必見の内容となっております。また、これから在宅分野に進んでみたい方にもオススメです。

200以上あるコンテンツが購読すればなんと全て読み放題!購読者限定の無料オンラインセミナーもあります。毎月数本の記事追加されます!各分野の…

投げ銭はいりません!そのかわり〜無料でできる〜Twitterで感想をシェアしてくださると嬉しいです(๑╹ω╹๑ )