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パーキンソン病の姿勢異常について~現場で使える基礎知識とケアのポイント~
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みなさん、こんにちは!HAMTライブラリライターのてっちゃんこと白石です。
今日は在宅医療の現場でよく接する、パーキンソン病患者さんの「姿勢の問題」についてお話ししたいと思います。
「このごろ、おじいちゃんの背中が曲がって来ちゃって…」
「体が横に傾いているみたいなんだけど、大丈夫だから…」
こんな声をご本人・ご家族から聞くことも多いのではないでしょうか?
実は、パーキンソン病の患者さんの「姿勢異常」は、加齢による自然現象だけでなく、疾病特有のメカニズムが関係しているんです。
1.姿勢異常は六大徴候に含まれる
パーキンソン病の運動症状として、「動作緩慢」「安静時振戦」「筋強剛」「姿勢反射障害」の四大徴候は非常に有名です。医療従事者なら国試で必ず目にするので、普段パーキンソン病患者さんを診たことがない方でも、これらの四大徴候は覚えているかと思います。
しかし、実はこの四大徴候に加えて、「前傾姿勢」と「すくみ足」を含む六大徴候があるのをご存知でしょうか?今回お話する「姿勢異常」は、この六大徴候の一つである前傾姿勢を指しています。
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姿勢異常が現れるのは、下記の図にもあるようにパーキンソン病の診断時よりも比較的年月が経過した頃が多いです。
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