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だれでも無料で読める記事まとめ

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無料と有料があって見つけにくいと思うのでだれでも無料で読むことの出来る記事をまとめました。
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2020年3月の記事一覧

【質問箱】訪問臨床はいきなり一人で始めるのはオススメしません

ご質問ありがとうございます! 学生の方が在宅現場に興味を持ってくれるのはとても嬉しいです。 率直な意見を言うと、 「新卒で在宅現場は可能ですが、結構厳しいので、研修や上司がしっかりしている現場であれば可能かもしれないです。1人で始めるのはやめた方が良いです。」という感じです。 理由は3点あります。 ①在宅現場の患者さんは治療院などと比較すると重度な方が多く、リスク管理能力が必要。 ②在宅は複数の医療介護事業所やメンバーとの連携が求められるため、コミュニケーション能力が

鍼灸師は、 心理士などの違って、手で患者さんに触れながら傾聴できます。 これって他の医療者には相談出来ないことをポロっと言いやすい立場になれるし、本音を引きしやすいよね。 この役割って地域医療ではめちゃくちゃ重要な存在になれる可能性を鍼灸師は秘めていると思います。

【質問箱】在宅鍼灸師は最後まで患者さんのアイデンティティを守り抜こう!

はじめまして。 素晴らしいご質問ありがとうございます。 わたしが意識しているのは 「患者さんのアイデンティティを最期の最期まで守り抜くこと」ですね。 在宅臨床では、 医療を「提供する側」「医療を提供される側」という関係になりやすく、患者さんからすると常にお世話をしてもらっていると、結果的にアイデンティティ・クライシス(自己同一性の喪失)に陥ってしまう恐れがあります。 私たちは、 「脳梗塞の〇〇さん」 「患者さん」 という言葉を当たり前のように使っていますが、 これっ

「あん摩・マッサージ・指圧師」は 東洋医学・西洋医学両方の側面からみることができ、『医療』から『癒し』まで徒手療法で包括的にアプローチできる職種だと思っています。 これができる職種って他の職種には出来ない事で、これからの社会には必要ですね。

自称「治せる」鍼灸師って沢山いるけど、そう思えることはある意味羨ましく思う。 医療という現場で本気で向き合っていればいる人ほど、「治せる」という言葉は軽々しく口に出すことって出来ない。 「鍼灸は医療の中のほんの一部のそのまた一部に過ぎない」という自覚を持つ事で謙虚になれると思う。