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治療183日目、経過観察36日目「胸をえぐられるような吐き気、頭痛とめまい」
2025年2月14日(金)治療183日目、経過観察36日目
朝8時起床。シャワーを浴び、洗濯、朝食へ。今日はバレンタインデー。私自身はチョコをもらう予定はないが、お祭り好きの日本人にとって特別な日であることに変わりはない。どこにいっても広告があるし、スーパーの入り口には特設棚が用意されている。この時期は桃の節句と重なるので、お子さんがいる家庭は忙しくて大変だと思う。今日ケーキ屋さんの前を通ったら人だかりが出来ていた。来月の3日にも同じように行列ができるのだろう。
今日も在宅勤務で仕事ではあるが、金曜日は誰もが「流し」なのがいい。今日私主催でセミナーを行ったが、質問も少なく、荒れることは無かった。業務遂行のペースが遅くなってしまうのだが、週末だからいいだろう。許容範囲だと勝手に思っている。
今日で抗がん剤治療を始めてから183日目となる。昨年の8月から始めてちょうど半年経った。手足のシビレという副作用は強く残ってはいるが、患部の痛みもなく平穏な日常を送れることに感謝をしたい。過ぎてみるとあっという間だったと感じるが、この日誌を読み返してみると色々あり、抗がん剤を実際に投与していた頃は時間が長く感じられたことを思い出した。時間感覚が全く違っていたのである。
胸をえぐられるような吐き気、頭を強打してしまった後のような頭痛とめまい、感覚が無くなるほどの腕全体のシビレなど、いとまがない副作用の発生と連鎖の日々。思い出したくないのだが、それがあっての抗がん剤治療だったと納得せざるを得ない。自分より酷い人もいれば、軽い人もいるだろう。でもそれは誰もが望み、決められることではない。人生の中での選択の結果だと受け入れてこそ、効果があった時の喜びと感謝が湧いてくる。二度と嫌だが、いとおしくもある。とはいえ、副作用は早く治って欲しいと強く願っているのであるが。