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長距離走の授業


長距離走の授業の多くは、目標や工夫がないため、きついだけで、走ることが嫌いになる。

そこで、以下のような活動を取り入れ、興味関心を持てるように工夫する。

1.自分に合ったペース配分を見つける
2.友人と協力しながら、目標を達成する


1.自分に合ったペース配分を見つける

長く走ることにおいては、ペース配分が重要になる。ペースの上げ下げが多いと、無駄な体力を使ってしまうからである。自分に合った、一定のペースを見つけることは、長距離走の技能といえる。また、空白の時間を失くすという観点からも、距離走ではなく、時間走で行う。(10分~20分程度)

以下のような学習シートを使用する。

手順は、以下のようにする。

➀自分が長時間走れそうなペースで、1周走ってみる。その際、タイマーを使用し、タイムを覚えておく。

②1周のタイムをヒントに、目標通過タイムを記入する。(一定のペースを目標とするため、例えば、1周の通過が1分なら、2周は2分、3周は3分である。)

③ペアをつくり、走る人、記入する人に分かれる。記入する人は、実際の通過タイムと1週毎にタイムを記入する。

④走り終わったら、すぐに心拍数(回/分)を測定する。一般的な長距離走では、140~160回程度になるかと思われるが、ペースをつくる上でのヒントになる。低すぎたら、もう少しペースを上げても走れるということである。

⑤目標通過タイムで走れていたか。1周毎のタイムは一定であったか。心拍数や自分の感覚を元に、次回の目標タイムを設定する。


2.友人と協力しながら、目標を達成する

どのように工夫しても、長距離走はきついものはきつい。仲間の応援は力になることは間違いない。また、学習シートを記入しておくことで、目標通過タイムと比べ、速いのか遅いのかといった正確なアドバイスができる。
このように、応援とアドバイスにより、協力関係をつくることは、どの種目においても重要である。

授業を重ねることで、到達距離が伸びたり、ペース配分が上達することで、長距離走に興味関心を持たせることができる。

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