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【7月新刊】PHP文芸文庫7作品、一挙紹介!

みなさん、こんにちは!

こちらの投稿では、2024年7月発売の文芸作品を一挙ご紹介します。

気になる本が見つかると嬉しいです。


7月8日発売!文芸文庫7作品

猫を処方いたします。3|石田祥著


あなたの好きなもんを、好きでいればいいですよ。猫みたいにね」

 重要なプレゼンを控えた会社員、育児に疲れた父親、コンプレックスを抱えたイラストレーター……様々な悩みを持つ患者に薬ではなく、
 本物の猫を処方する不思議なクリニック「中京こころのびょういん」。
愛らしい「処方猫」と調子のいいニケ先生に翻弄されながらも、
患者たちは少しずつ心の傷を癒やしていく。
 そんな中、ニケ先生たちが待っていた「予約の患者さん」がついに来院して
 ――大人気シリーズ第三弾!

「猫を処方いたします。」シリーズ、コミカライズスタート!!
月マガ基地 コミックDAYS
2024年9月頃 連載開始予定


オカ研はきょうも不謹慎!|福澤徹三著


最恐に愉快なキャンパスライフ!?

 大学新入生の蒼太郎は、同級生の麻莉奈に惹かれ、興味がないのに非公認サークル「オカルト研究会」に入会。
 しぶしぶ活動をはじめるが、メンバーは変人ばかりで定例会は怖い話のオンパレード。
 退屈な講義に眠気をこらえ、居酒屋のバイトで四苦八苦。
メンバーの影響でオカルトへの興味が湧く一方、最恐の事故物件を訪れてから怪異が頻発、麻莉奈が謎の失踪を遂げ――。
 息苦しい日常を解き放つ青春、ホラーミステリー。

オカルトはほんとうに、不謹慎なのか…?

 

おじさんは傘をさせない|坂井希久子著


新しい時代の常識に、変われないおじさんに、もう我慢できない!!

 『妻の終活』の著者が描く、現代「中年」小説!

 セクハラの嫌疑をかけられた男、女性の後輩に出世競争で負けた男、浮気が原因で離婚し、風俗通いを続ける男――。
会社での働き方、女性への対応、家族との関係などの意識をアップデートできずに悩む「おじさん」たちが、あるきっかけから自分の人生を見つめ直していく。

 時代の変化という嵐に対応できない中年男性の悲哀を切なく、時にコミカルに描いた傑作小説!
 『雨の日は、一回休み』を改題。

気づいたら、時代に取り残されたおじさんたち・・・・・・


流転の中将|奥山景布子著


「我に何の罪があるというのか――」

 心ならずも「朝敵」とされた桑名藩主・松平定敬(さだあき)は、兄で会津藩主の松平容保(かたもり)とともに徳川家のために戦おうとするが、新政府に従うことを決めた最後の将軍・徳川慶喜に遠ざけられてしまう。

 一方、上方に近い桑名藩は、藩主不在のなか、重臣・酒井孫八郎のもとで官軍に白旗を掲げ、藩主を幼君に挿げ替えて新政府に恭順することを決める。

 藩主の座を追われた定敬は、わずかな家臣とともに滞在していた江戸を離れることに……。帰国することもできず、越後、箱館、そして上海まで彷徨うことになった男は、心に如何なる哀しみを宿していたのか。

 美濃高須松平家の四兄弟の運命を描いた、本書の姉妹編『葵の残葉』で新田次郎文学賞&本屋が選ぶ時代小説大賞をW受賞した作家が、幕末の悲劇を炙り出し、明治維新とは何だったのかを改めて問う傑作歴史小説


記憶アパートの坂下さん|いぬじゅん著


忘れたい記憶、忘れたくない記憶、あなたはどちらが多いですか? 

 忘れてもいい。

 思い出してもいい。

 君が幸せなら、それだけで――。

 感涙必至! 「記憶」に悩む人々が集う、不思議なアパートの物語。

 そのアパートの住人たちには、不思議な共通点がある。それは全員、「記憶」に関する悩みを抱えていること――。
 記憶喪失の男子高校生、前世の記憶があるOL、若年性認知症の男性、胎内記憶を持つ女の子……
 そして、大家である「坂下さん」にも、ある秘密があった。
つらい思い出は忘れたほうが幸せなのか、自分の記憶は本当に正しいのか。   
 現代人の悩みに優しく寄り添う、感動の連作短編集。


京都祇園もも吉庵のあまから帖9|志賀内泰弘著


人生迷ったときは、京都・祇園の甘味処「もも吉庵」へおこしやす。

 花見小路を右に左にと折れた先にある甘味処「もも吉庵」。

 人生の酸いも甘いも噛み分けてきた元芸妓の店主・もも吉に助言を求めて訪れるのは、息子との関係に悩む父親、勝算のあるビジネスを提案先の社長から即座に否定され混乱する銀行員、夫の最期の願いをかなえられず悲嘆にくれる妻……。

 彼らに対し、もも吉がかける厳しくも温かい言葉とは。

 一方、もも吉がどうしても娘に言えなかった花街の秘密が明かされ――。

 娘の恋と、母の秘密。

 人気「祇園人情物語」シリーズの第9巻。


江戸酒おとこ 小次郎酒造録|吉村喜彦著


飲んでもらおうじゃねえか、たましいの酒を!!

 灘の酒蔵から、訳あって江戸の酒蔵・山屋に修業に出された小次郎は、着いて早々に意気投合した浪人・龍之介とともに働きはじめる。
 ところが山屋は不注意から酒を腐らせてしまい、杜氏や蔵人たちが離反、江戸っ子からの信用も失った。
 再建を託された小次郎は、龍之介とともに新たな仲間を探し、斬新な酒造りで乾坤一擲の大勝負に挑む!

 時同じくして、生き別れた妻が江戸にいることを知った龍之介は……。

名酒造りに奮闘する「お仕事×人情時代小説」


以上、7月発売の新刊7作品のご紹介でした!
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