写真撮るのが辛くなって、『高野山』に行った時の話...
今回は僕のフォトグラファーとしての転機になった時の話を書こう思います。それは奇しくも僕がフォトグラファーを辞めようと考えた時というか、スゴく写真撮影について迷っていた時期でした。
僕がそう思った直接の原因は2011年3月11日の東日本大震災だったように思います。当時の僕は都内の古びた倉庫内のスタジオで、毎日200着くらい女性のアパレルを撮影してました。
大きな横揺れの後、幸いなことにスタジオにあまり被害はありませんでしたが、その後の度重なる余震や被災地の報道を見るにつれ、