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ライカ0型と山陰旅行(その1)
夏季休暇を取得して山陰に温泉旅行に行ってきた。旅のお供はライカ0型である。今回は付けっぱなしのフードとファインダーに加えて、ミニ三脚も持って行った。フィルムはFUJIFILM ISO 400を3本用意した。
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目的地は山陰にあるのだが、あえて山陽側の山口に降りて、山口線と山陰本線を使って中国山地を縦断して日本海側に向かうことにした。
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Leica 0-series, FUJIFILM ISO 400
山口宇部空港から空港連絡バスで新山口駅に向かい、そこから特急スーパーおきで温泉津へ向かう。ちなみに温泉津と書いて「ゆのつ」と読むのを、この旅行で初めて知ったのは秘密である。なるほど「おんせんつ」と入力しても検索候補に出ない訳だ。
山口線・山陰本線は有人改札なので紙の乗車券を購入する。ICカードは使えない。自動改札機とICカードが幅を利かせるエリアから来ると、これだけで物珍しくてたまらない。さらに車両も、国鉄時代からの気動車や電車が主力として活躍しており、一層旅情が掻き立てられる。
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写真では見ていたが、やっと実物にお目に掛かれた。
Leica 0-series, FUJIFILM ISO 400
![](https://assets.st-note.com/img/1726295667-anrPtAXfqvxHL06CTdwe27pY.jpg?width=1200)
なお、この写真はガラス窓越しに撮影したので全体的に軟調になっている。
Leica 0-series, FUJIFILM ISO 400
スーパーおきは田園地帯をひた走る。広々とした田んぼの中に集落が点在している。家々は赤茶色の石州瓦で葺かれており、山々や田畑とのコントラストが美しい。のどかな田園風景を眺めていたら、瞼が重くなってきた。
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目が覚めたら車窓には海が広がっていた。列車は日本海に沿って山陰本線を軽快に走り抜けていく。もう少しで温泉津だ。
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新山口から約2時間半、温泉津に到着した。長いホームに小さな駅舎の無人駅である。降りる人はまばらで、列車が去るとすっかり静かになった。
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とぼとぼと駅舎に向かうと、宿の送迎の人が待っていてくれた。1日目の目的地、温泉津温泉はもうすぐだ。
下記の記事へ続く