ライカ0型と会津旅行
去年、2023年にライカ0型を持って会津に旅行に行ってきたので、その時の写真を数葉掲載します。
これが見たくて会津に来たのだ。二重らせん構造で高さもあり、重厚な雰囲気を纏っていた。なお、写真中央部のフレアはライカ0型復刻版に固定されているLeitz Anastigmatの特性である。晴れた日や明るい曇りの日に撮影すると起こりやすく、レンズフードを装着しても防ぎきれない。この写真もレンズフードを装着した状態で撮影したものである。
古い株を突き破って若木がにゅっと伸びていた。なかなか見ない光景にシャッターを押したくなった。
鶴ヶ城に行ったのに、眩いばかりの城本体よりも門跡の石組みに興味を持っていかれた。もう少し手前にピントが合うようにするべきだった。なかなか目測は難しい。
古風な佇まいの造り酒屋を見つけた。板壁に瓦ぶきという組み合わせを見ると、つい撮りたくなってしまう。よく見ると「イ」の書体や文様の大きさが異なっており、機械による量産品ではなく手作業による品物という感じがある。仰角の撮影では目測が狂いやすいが、この写真では瓦の模様も木の板の年輪もはっきりと見て取れ、大成功だ。
帰りは、会津若松から会津鉄道に乗り、終点の会津田島で浅草行きの特急列車に乗り換えることにした。会津田島では、特急列車が来るまでしばらく待たねばならなかった。せっかくなので駅周辺を散策した。
駅から徒歩10分程度のところにある和泉屋旅館。立派な唐破風が目を引く木造の旅館である。この日は薄曇りで強い光線ではなかったはずだが、フレアが盛大に出現してしまった。Leitz-Anastigmatは難しいレンズだなとつくづく思った。