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笑う光

ほのかに青白く光るかなしみの粒が町中に落ちている
どうかこの道の先に安心が待っていますように 祈るような気持ちでそれらを拾い集めながら進む

何者かのかなしみを拾い上げるたびに 自身のものではない思い出がぼんやりと浮かび 俄かに涙が堪えられなくなる

すべて果てには光の中へと願う




以下、今日の郷愁




今日はずいぶん落ち込んでいて、午前はただひたすら窓の外を眺めて過ごした。
何日も前に言われた言葉が遅効性の毒みたいにじわじわと指先まで届いてきて、全身がぎこちない。

今まで繋がっていたすべての点からとおく放たれて、空白のなかにひとり頼りなく漂っているような心地でいる。

思い出せる一番古い記憶のなかでも、僕は親戚やクラスメイトから変わり者扱いをされている。
まじめにまっすぐ、嘘偽りなく、清くやさしく、そして皆と同じように生きているつもりだけど、周りの考える普通に自分を近付けるのが、この歳になっても難しい。

しばらく、普通にやれていたと思っていたから、それが勘違いだと気付いたときの衝撃波の渦から抜け出せない。
普通ってほんとは無いくせして、大勢で同じイメージを共有してるのずるいよ。


ピカピ

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