写真、どれくらい撮ってますか?
写真が上手い人は一ヶ月にどれくらい写真を撮るのか、気になりませんか?
そこで、Twitterでアンケートを実施してみました。
わたしの場合
・ストリートでスナップ中心
・僕の毎月の撮影枚数は1000枚を目標にしていて、大きく上回ることもあれば、ギリギリ下回ることもある。
結果はこちらです:ざっくりいうと、おおよそ35%の人が一ヶ月に700枚以下を撮影し、残りの65%はそれ以上を撮影していると回答しました。
※本アンケートの詳細な結果については、こちらのツイートをご覧いただければと思います。ただし、この結果はあくまで参考程度であり、統計的な信頼性は保証されませんので、ご了承ください。
今回のアンケートは、写真が上手い人と撮影枚数の関係性についての疑問から始まりました。個人的な経験としては、ずっとやってきた写真、今までは海外の旅先で写真を撮るというのをライフワークにしていて、普段旅をしていないときに写真を撮るということはからり少なかったです。というか、コロナになり、しばらく自分のための写真は撮れていなかったと思います。でも、を2022年、気持ちも新たに日常スナップを撮ると決めて、改めてストリート写真の魅力にハマりをました。写真のために時間を作り、写真集を買い、写真展に行き、表現として写真を撮ろうと、街を出歩くようになりました。
すると当然、撮影枚数は増え、2022の終わり頃から毎月最低1000枚の目標を設定、2000枚近く撮るようなこともありました。その結果、2023年になって突然、うまくなって自分のしたい表現が、できる確率が増えてる?と実感するタイミングがありました。ただし、「写真が上手い」ということの定義は難しいし、言葉にすることも難しいです。
好みも人によって異なるでしょう。ですから、私の主観的な意見としては、自分の思う通りのショットが撮れるようになったことや、編集で好きな世界観を作り出せるようになったことと、いうことにします。
そんなこんなで、たくさん写真を撮ると写真がうまくなる、というのが実感としてあったので、皆さんはどうなのかな?と言うのが、本当のこのアンケートをしようと思った最初のきっかけです。
結果は見ていただいた通りです。
ただ、私自身がアンケート回答者全員の写真を見ることができないこと、見られたとしてもそれは私の主観に基づくものに過ぎないと気づきました。
つまりこのアンケートでは、撮影枚数と写真が上手いかどうかの相関は証明できないことになります。
それでも、はっきりとしたこともありました。
撮影枚数はただの数字に過ぎない。
撮る量にかかわらず、上手い人は上手い。
アンケートにコメントしていただいた方(鍵垢の方です)の中には、素晴らしいスナップ写真を撮影しているなぁと言う方もいらして、毎月3000枚を目指して撮影している方もいました。それを知って、「あの感動的な写真の裏には撮影枚数が裏付けとしてあるのかもしれない」と思いましたが、やはり撮影枚数はただの指標に過ぎないと感じます。
なぜなら、人によって撮影のスタイルが異なります。例えば、とりあえず撮ってから考えるタイプの人は、撮影枚数が多くなるでしょう。一方で、じっくり考え抜いて絶妙なタイミングや場所を選んで撮るタイプもいるでしょう。
私自身、2022にまた写真と出会い、改めて写真を始めた当初は、たくさん撮れば何かしら上手くなるだろうという仮説のもと、積極的に撮影しました。実践してみると、確かにその仮説が裏付けられたように感じました。
ですが、これは個人の経験や考え方によるものであり、全ての人に当てはまるわけではありません。たくさん撮ることを絶対的な正義とするつもりはありませんし、それを他の人に押し付けるつもりもありません。
写真は自由であり、表現することも自由です。自分自身の思考も自由です。それを前提に言わせていただくのであれば、個人的にたくさん撮影することで得られるメリットがあると思います。
たくさん撮るメリット:
自分の成長や努力を実感できる。
たくさん撮ることで、失敗写真を多く経験し、それを次に活かすことができる。
シャッターを押す経験を積む機会が増える。→カメラの操作や撮影技術の習得が速くなる。絞りを変えたり、ピントをあわせたり
素早い撮影の習慣が身に付くため、チャンスを逃すことが少なくなる。
当然、デメリットもあると思います
たくさん撮るデメリット:
多く撮影するだけでは、後の選別や編集作業が大変になる…
僕個人的にはたくさん撮ることはデメリットを大きく上回るメリットがあると思っています。
森山大道はカメラは写ればいいといっていて、すごくシンプルだなと思います。そうすると僕たち撮り手はただ楽しめば良いのではないでしょうか。
最終的には、何よりも楽しむことが大切です。たくさん撮ろうが少なく撮ろうが、結果的に自分が楽しめるならばそれが一番です。
さて
次はどこでスナップを撮りに行こうかな。