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CarlZeiss Jena Flektogon 35mm F2.8

自分の生まれた年に製造されたであろうオールドレンズをずっと探し求めてて、もう何年も前から、このレンズは欲しいと思ってた。今回かなり良い状態の個体を見つけたので、即買いしてしまった。

CarlZeiss Jena Flektogon 35mm F2.8
(カールツァイス イエナ フレクトゴン)

フレクトゴン35mmF2.8 には初代、2代目、3代目とあり、私が購入したのは2代目の通称『Zebra』と呼ばれているレンズ。見た目がゼブラ模様なので、そのままの愛称が付いたのだと思う。
もっと細かく分類すると、初期型、前期型-I、前期型-Ⅱ、中期型-I、中期型-Ⅱ、後期型の6つの型がある。Zebraは中期型-Ⅱ になり、1965年から、後期型が発売される1975年までの10年間発売されたらしい。つまり、私が生まれた年に製造されたレンズなのかどうかは曖昧になってしまうのだが‥。

このレンズの特徴は接写に強い事。最短撮影距離はナント18cm!マクロレンズのように鏡筒がニョキっと伸びる。

無限遠


最短撮影距離18cm

実際のワーキングディスタンスは
こんなにも近い。

そして、もう1つ特徴がある。それは、無限遠位置の時に絞りを開放の f2.8 にしていても、距離環を回していくと自動的に絞り環が回り始め f4 へと勝手にズレていく。つまり f2.8 は無限遠でしか設定出来ない仕組みになっている。なんとも不思議な造りだ。

M42マウントなので、FUJINON 55mm F2.2 や
Takumar で使ってるマウントアダプターが使えるので、そこはありがたい。
ピントリングの滑らかさは、この時代のモノなので、流石に現行カールツァイス特有のヌルヌル感は無い。

では、いつものように作例をお見せしましょう。
フィルムシミュレーションは使わずに、無編集でRawからJpegに変換した作例です。撮影場所は、福島県中島村の『童里夢公園なかじま』です。


開放で撮りました。甘いですね。コントラストや色味も、何ら特徴もなく普通って感じ。

次は最短撮影距離で撮った写真です。

これは ClassicNeg の撮って出し

手持ちで開放だと最短撮影距離ではピントが迷子💧‬
使うのがむずかしいレンズです‥。

そして次は ACROS で撮って出しです。

絞り 開放
f 8
f 8

f 8 まで絞って ACROS で撮るといいですね!

試し撮りで小一時間くらいしか使ってませんが
今日の結果としては、f 8 固定の ACROS 専用レンズと言ったところでしょうか。期待値が高すぎて、なんだか少し拍子抜けしてしまったレンズとなってしまいました。これが35,000円なのかぁ‥。う〜ん‥。

今度はフルサイズ機で使ってみようと思います。

最後まで御拝読ありがとうございました🙇‍♂️
では、また。



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