「不登校でよかった」と心から思える出会いと1枚の写真
「不登校歴10年」だった私が
不登校の子が撮った
「写真」との出会いのおかげで、
「引きこもり」から救われ。
18歳でフォトグラファーとして
起業したキッカケのお話を
詳しくご紹介します。
なぜなら…
「写真を撮られること」って
緊張することだと思います。
ただでさえ、
撮影されるのは緊張するのに。
それを初対面のよく知らないひとに
撮られることは、
とても緊張したり、不安だと思います。
(私がそうです)
なので…
私、ほそえはるかの想いや、
どんな人なのかを
事前に知っていただくことで
少しでもあなたの安心に繋がれば…と想い、
今日は、不登校のことをお話します。
よかったら、
最後まで読んでいただけると嬉しいです♡
※ここからとっっても長いです(笑)
「不登校で よかった」と
心から思える出会いと1枚の写真
私、ほそえはるかは、
小学1年生から不登校だったのですが。
「不登校でよかった」と思える
有数の出会いがあります。
それは、ある不登校を経験した
男の子が撮影した
「感動の1枚の写真」との出会いでした。
「不登校でよかった」なんて
心から言える日がくるなんて
自分自身が、
一番思っていませんでした…。
不登校を小学1年生から10年間
経験していた私は、
不登校を経験したことのある子が
多く通う高校に、入学しました。
高校の間は、
少し学校に行けていました。
入学まで出来たものの、今、思えば
学校で感じるツラい気持ちをおさえて、
麻痺させて、
高校に頑張って行っていました。
そんなある日。
その高校では、選択授業で
「一眼レフカメラの授業」があり。
その説明を先生からうけて、
ついつい私は、前のめりに…。
それは、講師が
プロのフォトグラファーの方で
広告などを担当する
すごいひとらしい…と!
「わあ〜
カメラを始めるには、最高の環境!
こんな機会めったにないかも!」と
興味と衝動は、頂点に達したものの。
その場では、諦めました。
それは、なぜか。
当時、私は
クラシックバレエをしていたんです。
週5〜6で、深夜まで練習!
(今思えば、
本当によく頑張っていましたね笑)
なので、普通に
カメラの選択授業の曜日は、
バレエの練習のため
ダッシュで、
帰らないといけなかったので。
泣く泣く見送ったんです。
「 私の運命を変えた1枚」
〜私の引きこもりを
救ってくれたのは、「写真」でした〜
そして珍しく、イレギュラーに
バレエのお休みの日ができました。
いつもは、学校が終わったらダッシュで
バレエの練習に行っていましたが。
その日は、休みを堪能し
学校に残り、クラスのお友だちと
ゆっくりおしゃべりをしていました。
すると…。
選択授業のために私が友だちといた教室に
一眼レフを首からさげた生徒たちが
ゾロゾロ〜と入ってきました。
その光景をパッと目にした瞬間。
「カメラか…一回やってみたいなぁ」と
一回は、諦め見送った気持ちが
その一瞬で、
ぶわ〜っとわきあがってきて……。
受け身で、人見知りな私が…
気がついたら…
カメラの選択授業をとっていた
同じクラスの子に
声をかけていたんですね。
それも、話したことのない男の子に。
(今の私なら、出来ない笑)
でも!
そんな私の勇者レベルの行動が
その、たまたま話しかけた子。
Sさん(仮名)が、引きこもりから
私が写真を愛し、
18歳でフォトグラファーとして起業する
ひとつの大きなキッカケをくれました。
いざ話しかけて。
私が
「カメラって、どこで買ったの?」
「どうやって、カメラって選んだの?」
「講師のフォトグラファーの方は、
どんなひと?」
という、私の質問攻め(笑)に
いやな顔を一切せず、
優しく丁寧に教えてくれました。
私が、あまりに「るんるん」で。
体から音符を出しながら(笑)
目を輝かせ、嬉しそうに興味をもって
質問する様子を見かねてくれてたのか。
ふと、Sさんが
「見る?」とSさんが
撮った写真を見せてくれました。
その1枚の写真が私の人生で
かけがえのない
出来事、出会いへとなりました。
引きこもっていた
私の心と人生を動かした感動の1枚
Sさんの写真を見ていなかったら…。
写真を撮ることを始めていないし、
フォトグラファーとしても活動していない。
今、こうやって、起業をしていないし
フォトグラファーとしての幸せや
出会いもありませんでした。
Sさんと同じクラスではあったものの。
接点の少なさから、
「6時間目の時間に、登校して、
1時間授業うけて帰る」
そんな姿しか知らなかったのですが…。
Sさんが撮った写真を見せてくれて。
思わず、「うわあ…」と感嘆の声が出て
心と身体が、感動に包まれて
立ち尽くしていました。
私の心のなかで、
「Sさんが見ている世界は、
こんなに美しくて、
何て優しいんだろう…」と
涙目になりながら、
心を打つ感動を感じました。
ただ、美しい!というわけではなくて。
Sさんの心優しい
「目線、眼差し」「観点」「心」が
とても写真に表れていて。
それが、言葉や行動を超えて
写真1枚で、感じたんですよね。
そんな「言葉」や「行動」をも超えて
感動したのは、人生ではじめてでした。
説明で、言葉で、行動で
納得する。感動する。
ということのほうが、
日常にはたくさんあるし
それも素敵で、大切なんだけど。
「美しい」や、「うまい」を超えた何か。
そんなはじめての感動に…
写真って、こんなにも
「その人の見つめる
世界、眼差し、感性を写すんだ!」
「何を」撮るか ではなくて。
「誰が」撮るか が、
こんなにも大切なんだ。
ということを、写真1枚で
Sさんが、私に教えてくれました。
Sさんが見ている、見えている
優しくて、
温かくて、美しい世界を覗けた…
可視化できる「写真」。
Sさんの心優しい眼差しと世界、感性が、
レタッチ、修正も
一切していない写真だからこそ
より、心に伝わり、響きました。
頭を壁に打ちつけていた
引きこもり が救われた瞬間
そして。
私は、Sさんと出会った高校も
それから、
すぐ行くのがしんどくなって。
2ヶ月後には、転校をして…。
でも、その後すぐ高校を中退して…。
燃え尽きてしまい、
引きこもりになりました。
かなり、落ち込んでいたので、
心療内科のカウンセリングに通いはじめ。
ご相談させていただいた
カウンセラーの方に、
何気なしに
「Sさんの写真との出会い」のお話をしました。
すると、たまたまカウンセラーの方は
写真を撮ることが、趣味で!
私に、すごく写真をすすめてくれました。
Sさんの写真を見た時のあの感動が、
また胸に彩り豊かに、よみがえって…。
「私も、写真を撮ってみたい…」
「少しでも、外に出たり、
つながりが生まれるキッカケになるなら…」
と、一歩踏み出し、
写真を撮ることを始めて…
今に至ります。
高校中退し、引きこもり状態だった私。
もう乗り越えて、
毎日、楽しく過ごしているけれど。
あの壁に頭を打ちつけて
自傷行為もしていた一番辛い時期に。
「積極的に、私もSさんみたいに、
自分が美しいと感じるものを写したい」
という想いが、
私の心を、人生を動かしました。
外に出かけたりするのも、
フラフラしんどかった時期。
でも、一歩ずつ
写真を撮るために外に出れて。
写真が、
私を、
引きこもりを、救ってくれました。
自分の見つめる世界、写真を
撮っていくなかで
写真は、
「ひとの眼差し、観点、感性を写す」
だけではなくて。
被写体のかたの
「命の輝き」
「その人だけの存在の輝き、美しさ」も
写せることを知りました。
Sさんのおかげで、
「あなたの命の輝き、存在そのものの
美しさを写し、分かち合いたい
お届けしたい」
そんな想いと、
命の輝きを分かち合える
フォトグラファーとしての幸せがあります。
Sさんには、心から感謝しています。
(Sさん、元気かな?)
少し前までは、
「不登校でよかった」なんて
一ミクロンも思えなかったけど。
今は、心からそう言えます♡
不登校で、あんなにツラかった過去も、
とても重要な出来事だったんだなぁって。
その経験がなかったら、
今、失われる大切なものや喜びが
いっぱいあるから。。。
今日も、ブログを読んでくださり
ありがとうございました♡
ほそえはるか