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「表現すること」ー追記

表現すること3」に少々付け加えますね。

 これまでこのテーマの記事で、しつこいくらいに「表現することは人間にとって欠かせない」と書いてきました。しかしいくらそうだとしても、表現することを強制してまでやらせたほうがいいということではありません。

 その相手がたとえ自分の子供(親)であっても、それが心から相手のことを考えての事だったとしても。また、ワークがどのようなすばらしいものであったとしても・・・。

 何かを強制されてするのは苦痛ですよね。「今すぐ診察しないと手遅れになる病気の疑いがあるから、子供を強制的に病院に連れて行った」という場合は別として、強制されてしたことからは良い結果・効果は生まれないようです。

 表現アートが大切なものであるからとはいえ、それは自然発生的になされる、本人が「したい」「しよう」と思って自らするのがベストであると思います。

 当ワークショップはほぼ大人対象、写真を撮ってもらうために自発的に集まってもらっていますが、いざ撮影の時間になっても「写真を撮りたくなくなったら撮らなくてもいいですよ、散歩したりお茶したりしていてもいいのですよ」とメンバーに伝えています。

 写真の技術のクラスとは違いますし、こうした強制されない環境の中でしか「心を解放する」ということはできませんからね…。

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