立体写真の習作
詩人の萩原朔太郎が立体写真の愛好家だったことは、ある程度知られた話かもしれない。最近、Pentax Stereo Adapter という面白い道具を見つけたのでデジタルカメラで立体写真を撮ってみた。
35mm判を半分に分けて右は右、左は左に写るので、スクウェアアイで立体視する。画像を横向きスマートフォン画面ぐらいの大きさにすると見やすい。
奥行きのある対象の方が面白いのでイチョウの並木を撮ってみた。F5.6まで絞って概ねパンフォーカスにする。本来カメラは水平に据えなければならないが、α7のファインダーの水平指標で合わせれば手持ちでもどうにかなるようだ。
モノクロモードで撮影し、昔の写真風に加工してみた。撮るときに少し傾いてしまったが、首を少し左に傾けて見ればとりあえず大丈夫。
Stereo Adapter を外して樹木を撮る。風弱く穏やかな晴天で小春日和と言うのだろうか。
キバナコスモスがまだ咲いていた。絞り開放。
背景のボケがざわつく。近頃これはこれで良いのではないかと思うようになった。
花の蜜を吸うのはハナアブの一種であろう。
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