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立体写真の習作

 詩人の萩原朔太郎が立体写真の愛好家だったことは、ある程度知られた話かもしれない。最近、Pentax Stereo Adapter という面白い道具を見つけたのでデジタルカメラで立体写真を撮ってみた。


Sony α7, Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4 + Pentax Stereo Adapter
2024年11月

 35mm判を半分に分けて右は右、左は左に写るので、スクウェアアイで立体視する。画像を横向きスマートフォン画面ぐらいの大きさにすると見やすい。


Sony α7, Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4 + Pentax Stereo Adapter
2024年11月

 奥行きのある対象の方が面白いのでイチョウの並木を撮ってみた。F5.6まで絞って概ねパンフォーカスにする。本来カメラは水平に据えなければならないが、α7のファインダーの水平指標で合わせれば手持ちでもどうにかなるようだ。


Sony α7, Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4 + Pentax Stereo Adapter
2024年11月

 モノクロモードで撮影し、昔の写真風に加工してみた。撮るときに少し傾いてしまったが、首を少し左に傾けて見ればとりあえず大丈夫。


Sony α7, Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4
2024年11月

 Stereo Adapter を外して樹木を撮る。風弱く穏やかな晴天で小春日和と言うのだろうか。


Sony α7, Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4
2024年11月

 キバナコスモスがまだ咲いていた。絞り開放。


Sony α7, Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4
2024年11月

 背景のボケがざわつく。近頃これはこれで良いのではないかと思うようになった。


Sony α7, Nikkor-S.C Auto 50mm F1.4
2024年11月

 花の蜜を吸うのはハナアブの一種であろう。


1994年に刊行された萩原朔太郎の写真作品集

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