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秋の空と木の実

 遅い秋雨が続いた後に迎えた朝、ようやく見えた青空に誘われ外に出た。


Sony α7, Vario-Tessar 24-70mm F4 (40mm)
2024年10月

 標準よりやや広い40mmにて。当たり前のことだが純正品のレンズを使うと撮影時の焦点距離とF値が画像データに残り便利である。


Sony α7, Vario-Tessar 24-70mm F4 (24mm)
2024年10月

 巻雲は高空に生じる氷晶の雲でこれを見ると秋の深まりを感じる。気温15℃ほど。広角端の24mmにて。この Vario-Tessar は中間焦点距離の画質はまあまあで広角端と望遠端では甘いという評判だが、正直よく分からない。やや旧式化した廉価版とはいえ描画は現代的で、太陽が写野に入るような逆光でもフレアもゴーストも出ない。


Sony α7, Vario-Sonnar 80-200mm F4
2024年10月

 蜜柑の色が黄色くなってきた。こちらはフィルム時代のヤシカコンタックス Vario-Sonnar にて。MFレンズに付け替えてファインダーを覗くと画面がボケボケで少々驚く。思い直しリングを手で回して焦点を合わせる。ピーキングは参考程度。


Sony α7, Vario-Sonnar 80-200mm F4
2024年10月

 花梨(カリン)の実。直射日光でハイライトは飛んでしまった。植物は曇りや日陰の方が撮りやすい。カメラ側の設定でコントラストを調整した方が良かったかもしれない。


Sony α7, Vario-Sonnar 80-200mm F4
2024年10月

薄(ススキ)の穂。この辺りではあまり見かけない。


Carl Zeiss Vario-Tessar FE 4/24- 70 ZA OSS

 イエナでもオーバーコーヘンでもなく富岡でも信州中野でもないタイ製。426gと軽量だが少なくとも外から見える所は総金属で安い感じはしない。10群12枚のうち非球面5枚、ED1枚という構成は流石に現代のレンズで、古い時代のズームと違って作画に気難しい所は無い。最短撮影距離は40cmでマクロ撮影にはクローズアップレンズが必要。


Vario-Sonnar 4/80-200

 フィルム時代のヤシカコンタックスのマニュアルフォーカスである。調べると発売は1987年。このレンズはいわゆるMMJしかなく、日本製なので富岡光学だとは思うのだが確証は得られなかった。


Vario-Sonnar 4/80-200 初代α7装着

 重量680gでそれほど重くは感じない。最短撮影距離1メートルで望遠マクロ的な使い方が面白い。このページの作例ではあまり良さを引き出せていないがボケ味も美しく上品な写り方をする。中古市場での相場は安めなのでお薦めできる。

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