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本質的な目標を見つける|組織DXのための目標の立て方 - 前編

こんにちは!フォネットの長田(おさだ)です。このページでは、当社が学校や行政、自社を含む企業の組織DXをサポートする中で得たノウハウを、記事にまとめてお届けしております。

はじめに|フォネット教育事業部ICT/DX推進課

これまで一気に色々なシリーズ記事を書いてきたので、小休止して補足的なテーマで投稿していきたいと思います。


この記事を読んでほしい人

  • 管理職・チームのリーダー

  • 自組織におけるICT/DX推進の担当者

  • 仕事に追われて疲れ果てている人





本質的な目標を見つける

エッセンシャル思考

筆者が組織DX(もともとは自分やチームメンバーの仕事効率UP)に取り組む最初のきっかけをくれたのが、▼こちらの書籍です。

今回は、▼以前の記事で取り残してしまった
エッセンシャル思考における「本質的な目標」(=本当にやるべき重要な仕事かどうかを見分ける基準)の立て方の解説をしていきたいと思います。


「目的」と「目標」は混同しがち

組織DXという一大プロジェクトを推し進めるには、誰にでも理解できる明確な「目的」と「目標」が必要です。

イラスト:カフェラテ

目的は最終的に成し遂げようと目指す到達点を意味しています。そのため、長期的なものが設定されます。例えばビジネスにおける目的とは「先月よりも売上げを上げる」「会社をもっと大きくする」などの将来的な企業戦略や経営ビジョンを指します。

引用:目標とは?目標と目的の違いや目標達成の方法を解説! (cydas.com)

目標とは、目的という最終的なゴールに向けて、その間に設定される、達成すべき具体的な結果や成果を示す小さな指標のことです。そのため目標は「売上高〇億円」といった具体的で明確な数値で示されるのです。

引用:目標とは?目標と目的の違いや目標達成の方法を解説! (cydas.com)

まとめると、
 目的:ビジョン
 目標:指標 ※数値(=量・期間)を含むもの


混同しがちな例

Q. 組織DXの目標(KGI)は?
A. 「人・モノ・場所にとらわれない業務プロセスを実現すること」です!

▲この回答は「目的(ビジョン)」であり、「目標(指標)」ではありません。
よって、目標設定に誤りがあります。

イラスト:koga

目標が正しく設定されているかの見極めポイント
=数値(量・期間)が含まれているか

もう少し考えを深めると、
目標(指標)は、目的(ビジョン)が達成されているかどうかを測る基準になっているか

※目的(ビジョン)は達成したかどうかが測定不可能なため、測定可能な目標(指標)が進捗確認に必要になる。

……ということなのです!


エッセンシャル思考における「本質的な目標」を見つける

筆者作成|目標設定のマトリクス
参考文献|グレッグ マキューン (著),高橋 璃子 (翻訳),エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする,かんき出版,2014年,320p

仕事は、放っておくと増えていきます。

組織DXという一大プロジェクトに取り組むなら、仕事に優先順位をつける(または取捨選択する)ことが必須。
では、何をやって何をやらないのか、どうやって判断すればよいのか?

そのとき役立つのが、エッセンシャル思考における「本質的な目標」設定です。

イラスト:BlueFruit

すなわち、目の前のタスクが
「本質的な目標」を達成するためのものなのか
→「本質的な目標」を達成するための「四半期目標」に関するものなのか
という判断基準です。

もしそうでないなら、勇気ある断捨離を。

筆者自身も、そうやって仕事の整理をすることで、通常業務を回しながら組織DXの推進もして、そのノウハウをこうしてnoteにまとめることができています。

イラスト:sirocuro




いかがでしたでしょうか?

目標設定は意外と難しくて、気を抜くと間違えがちです。
次回は、要注意ポイントを解説します。

お楽しみに!!

※感想や、扱ってほしいテーマなど、コメントいただけると嬉しいです!


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