「いきいきとした働き方って何?」を考えるnote、始めます。企画骨子を大公開!
こんにちは、はじめまして。株式会社PHONE APPLI (フォンアプリ)公式 note 編集長の加藤真冬です。2017年に入社して丸7年がたちました。法務、社内広報、人事などを経て現在は事業企画本部/企画広報部というちょっといかめしい名前の部署で働いています。でも事業企画本部の愛称は「じーほん」です。いかめしくないです。ちなみに私自身もいかめしくないです。人に「天然なの?」と真顔で聞かれて傷つくことがけっこうあります。しっかりしたい。
私の上司は(大きめのパーカーにジーンズを履いたロックな感じの人を想像してください)企画広報部という名称について、「広報するための企画じゃなくて、会社をよりよくするための企画をしてほしいんだよ、まず」と言っていました。広報の前に実質を追求した企画であること。その信念には私もすごく共感するものがあります。そんな私たちが、このたび note 上でのWeb マガジンを企画しました。
この記事でお話ししたいこと
この記事では、この Web マガジン立ち上げ時の企画骨子をなるべくくわしくお見せしたいと思います。最初から種明かしをするのは野暮というか、読者のみなさんの心を動かすためには非効果的じゃないかという意見もあるかもしれませんが、どうかさせてください。
隠さない、ごまかさない、煙に巻かない、ちゃんと説明する、間違ったら謝って訂正する、みたいな “ 明示的な ” コミュニケーションは、仕事における私の理想でもあるし、PHONE APPLI 社内で推奨している会話のあり方でもあるからです。それと、私たちが考えたことを、自分たちがメディアを立ち上げるときの参考に(手本なのか、反面教師なのかはさておき)してもらいたいという思いもあります。
人々がいきいきと働く社会を実現したい会社、PHONE APPLI
さて、あらためて会社紹介をすると、PHONE APPLI はコミュニケーションをよりよいかたちに変えることに力を入れている会社です。提供している主力サービス「PHONE APPLI PEOPLE」(フォンアプリピープル)を通じて、企業で働く人々の相互理解を進め、全員が適切な手段でコミュニケーションをとる環境を整え、共に働く価値を高めることを目指しています。
このサービスは、社内外の連絡先/連絡ツールを集約し、連絡相手の状況から人となりまでわかるようにすることで、いつでもどこでも(物理的なハードルを下げて)、どこまでも(心理的なハードルも下げて)手軽に連絡をとりやすくします。それによってコミュニケーションの量と質を高め、社員同士が協力し合って仕事をしやすくするわけです。
じゃあ、それを通じて最終的に何がしたいのかというと、それは、「人々がいきいきと働く社会を実現する」ことです。これが PHONE APPLI の掲げるパーパス(信念・目的)です。
これを読んでいるあなたは今、いきいきと働いていると感じているでしょうか。それってなかなか難しいことなのではないでしょうか。……いや、なかにはいきいきと働いている人も確実にいると思うんですよ。自分の仕事に誇りをもっていて、信頼のおける協力者や取引先がいて、与えたい影響や得たい成果の手ごたえがあって、体も元気で、明るい気持ちでいられて……(幸運なことに、私も今、わりとそうです)。
いっぽうで、たとえそんな人であったとしても、何か重大なミスをしてしまったり、トラブルに巻き込まれたり、理不尽な物事に直面したり、見えない壁に阻まれたり、あるいは単純に寝不足で疲れたりしてひとたび調子を崩したら、「いきいき」なんてとても言っていられない気分になるでしょう。あるいは、常にそういう状態になっている人もたくさんいるかもしれません。
だから日々を、その週を、その月を、その1年を、できるかぎり多く「いきいき」した状態に保つことは、非常に難しいことだと思います。できるかぎり多くの人がそんな状態を維持する手助けができたら、今ある社会をよい方向へと変えていく一つの力になるのではないでしょうか。PHONE APPLI の事業活動を通じて、そんなふうに世の中に影響を与えられればいいなと私は考えています。
ウェルビーイングな働き方を推進する会社、PHONE APPLI
PHONE APPLI では、この「人々がいきいきと働く社会を実現する」というパーパスを見据えて、クラウドサービスの提供だけでなく、私たち自身がいきいきと働けるように模索しながら実践している経営手法そのものを「ウェルビーイング経営」と呼んで様々な機会でご紹介しています。
少し具体的にいうと、柔軟な働き方を支える様々な人事制度(ルール)、離れていても高品質なコミュニケーションがとれる IT 環境(ツール)、職種などの特性に合った快適な職場環境を追求する(プレイス)といった枠組みを念頭に、従業員が最高のパフォーマンスを出せるような配慮を、常に、可能なかぎり全力で尽くしている、といったところです。
この note では、そのような組織としての工夫、つまり私たちがウェルビーイング経営と称して実践している様々な取り組みのリアルな姿も取り上げたいと思っています。
PHONE APPLI 公式 note の目的とは
さていよいよ本題、この note 立ち上げ時の企画骨子を紹介します。まずPHONE APPLI 公式 note が果たそうとしている目的とはなんでしょうか。今から当たり前のことを言います。それは「PHONE APPLI のファン創出・認知度向上」です。
当たり前すぎて肩透かしを食らった人の顔が目に浮かびます(ちょっと話が逸れますが、この note の読者像というものもけっこう考えたんですよ。文章を読み書きするのが好きで~、SNSもよくチェックしていて~、働き方/ワークスタイルや生き方/ライフスタイルに関心があって~、わりと面倒見がよくて~、周りの人に自分が得た有用情報を教えるのが好きなナチュラルインフルエンサーで~、みたいな。でも別に、当てはまらなくてもかまわないんです。PHONE APPLI で実際に働いている人だって、そんな人はめずらしいくらいだと思います。それでも、多くの人に読んでもらえるようにがんばります)。
でも、この「ファン創出・認知度向上」という目的には、ちょっとした事情が含まれています。
それは、なぜ note という媒体を使うのかという理由とも関わってきます。というのも、PHONE APPLI ではオウンドメディアとして、独自のドメインを用いた「ウェルビーイングNote」(本記事末尾にリンク掲載)というマガジンをすでに運営しているんです。ここでは「ウェルビーイング」「ウェルビーイング経営」「健康経営」「働き方改革」「エンゲージメント向上」「コミュニケーション効率向上」「コミュニケーション活性化」等々のキーワードを中心として、PHONE APPLI の提供するサービスに関心を持っていただくきっかけになる情報提供をおこなっています。
そのオウンドメディアとこの note は何が違うのかを考えたとき、私たちは次のように説明しました。
PHONE APPLI 公式 note で実施すること
「PHONE APPLI のファン創出・認知度向上」のために、note を用いて実際に何をするのか、というところ。
また、これからこの note で書いていこうとしている記事のイメージは、以下のようなものです。
働きやすさや働きがいが高まる制度(例えば、各種人事制度や評価制度、コミュニケーション施策の数々)や、設備(オフィスの構造や機器、什器など)の実際の利用体験をエッセイまたはインタビューで。
従業員の個人的な仕事のノウハウのインタビュー・密着取材レポート。プロフェッショナルな姿勢が伝わる、お客様などの仕事相手のことをどれだけ考えて実行しているかが伝わるもの。
自チームの仕事やプロジェクト遂行のノウハウのインタビュー・レポート。個人の能力だけでなく、チームワークをどうやって発揮しているかが見えるように。
社内イベント参加レポートやインタビュー。会社の雰囲気を伝えつつ、そのイベントが表している企業カルチャーや、イベントを通じて得た発見を語る。
どんな効果をねらっているのか
おさらいがてら繰り返しますが、「PHONE APPLI のファン創出・認知度向上」のために、note で PHONE APPLI が推進する働き方を具体的に実践する様々な人の姿/出来事を伝え、多くの人に読んでもらうことで、どんな効果をねらっているのか。
具体的に言うと、以下のような人の増加をねらいます。
就業者に対する効果を掘り下げると……?
そして、この活動を続けることで長期的に抱いている期待は、この2つ。
以上をまとめると、私たちは、「PHONE APPLI のファン創出・認知度向上」のために、note で PHONE APPLI が推進する働き方を具体的に実践する様々な人の姿/出来事を伝え、多くの人に読んでもらうことで、PHONE APPLI の推進する働き方や、実際に働いている人に対して、共感・応援してくれる人(社内で活躍・貢献したいと考える人/社外から好印象を持ってくれる人)を増やします。
ねらっていきます、期待していきます。怖がっているだけじゃ始まらない。その気になってやるんだよ。
どうやって効果測定するのか
効果測定指標は、とても悩みました。多くの人の心の扉をノックするためには、まず読んでもらわないと始まらないでしょう。というわけで1つは、note 上でどれだけ読まれているのかの参考指標として「ビュー数」を追うことにしました。
目標数字はね……いったん、5カ月間で記事5本程度を想定、計7,000ビュー、としました。ちょっと、これから変わったらごめんなさい。でも、このくらいの規模感でとらえています。小心者~、とか、そんなもんかよ~、と思う人もいるかもしれないし、5本で7,000ビューは難しいんじゃないかと思う人もいるかもしれません。
ビュー数よりも能動的な「スキ」数やフォロワー数を指標にすることも考えたのですが、その2つはまずはビュー数をねらっていって、あとからついてくるものだと思うことにしています。言わば、様子見です。継続するなかで、目標設定に取り入れるかもしれません。
もう1つは、PHONE APPLI で働いているメンバーに対する効果を測ります。その方法は、アンケートです。ざっくりいうと、「どれだけの人が、どのくらい読んだのか」を聞きます。加えて、記事の読後感を選択肢と自由記述の両方でたずねることで、ねらった効果が生まれているかどうかを推察することとしました。
PHONE APPLI社内のみなさん、日々、社内のあらゆる部門からのアンケート回答依頼に応えてくれて、ありがとうございます。忙しいなかで見落としたり忘れたりして、リマインドを受けて申し訳なくなったりわずらわしく思ったり、正直大変だと思います(かくいう私もよく忘れてしまい……)。ただ、やはりみなさんの内面で起こることについては直接おたずねするしかないんです。できるだけ負担にならない方法を考えるので、どうか協力をお願いします。答えていただいたあとのフィードバックも、ちゃんとします!
PHONE APPLI 公式 note の編集方針とは
だんだん飽きてきましたか? いいんです、いいんですよ。ここはひっそりと、知りたい人にだけお届けしますね。Web マガジン編集や広報誌編集に興味があるおかたがいれば。
編集方針とは、ここまで説明してきた効果を高く実現するために、実際にどうやってマガジンを作っていくのかの指針です。具体的に言ったほうがわかると思います。実際の編集方針は以下のとおりです。
コンセプトも決めたよ
コンセプトとは、すごく簡単に言うと、この note がまとう雰囲気のこと。コンセプトを決めるのって企画のなかでいちばん楽しい、というのが私の勝手な気持ちです。なぜ楽しいかって、目的や効果よりもずっと自由だからだと思います。
このマガジンだって、コンセプトは「(人の心の扉を開く)トレジャーハンター」ですとか言って、note を彩る写真を探検家っぽい雰囲気のものでそろえたり、語り口も冒険っぽくしたりして遊ぶことができます。あるいは、コンセプトは「武道家です」とか言って、やたらと物事を闘いに例えたり、身体の鍛錬の重要性をほのめかしたりして遊ぶこともできます。
でも、この note ではそういう突飛なことはしないつもりです。私たちが決めたコンセプトは、「そばにいたくなる人たち」というものです。フラットで親しみやすく、たまに熱い人が、一生懸命語っている。そんな雰囲気をまとった note にしたいと考えています。
* * *
以上が、このPHONE APPLI 公式 note の企画の骨子です。考えすぎて途中でわけがわからなくなったりもしつつ、いろいろな人と話しながら、手探りで整理してみたものです。
これからできるかぎり長い期間にわたって、月に1~2本のペースで更新していきたいと思います。記事は私以外にも、他の企画広報部メンバーも書いていきます。この記事はおわかりのとおりすごい勢いと分量で書き連ねていますが、他の執筆メンバーにはその人の特性に合ったテイストで書いてもらいます。短めの文章もあれば、写真がメインのような記事もあれば、詩みたいなのもあるかも(ないか)。
今日、この記事を見つけてくれたみなさん、どうぞ引き続き私たちを見ていてください。一連の記事を通じて、あなたの日々の仕事があなたにとってよりよいものになるよう、一緒に考えていくきっかけをお渡ししたいと思っています。
「そんなわけで、いきいきと働くって何?」を考える note、始めます。
どうぞよろしくお願いします。
PHONE APPLI のことをさらにくわしく知りたいかたへ
PHONE APPLI 公式 Webサイト:https://phoneappli.net/
PHONE APPLI オウンドメディア「ウェルビーイングNote」:https://phoneappli.net/well-being-note/
PHONE APPLI のウェルビーイング経営の概要はこちら:https://phoneappli.net/corp/company/policy/well-being/