「できない」という妄想の檻から脱出する方法
長年の夢だった「日本語ラップで音源(曲)を出す」を達成しました!
この楽曲、そしてMVの完成に至るまでには、多くのフレンドの支えと協力がありました。
私はただ「歌を歌って」「撮影されて」「動画をアップした」だけです。
※このnoteは最後まで無料で読めます
まずは感謝を。
私が「ラッパーになりたい!」と度々TL上で言っていたら「なりましょう!」と背中を押してくれたあの子°ちゃん。企画全体の進行をしてくれたけてるりんちゃん、音源や動画の撮影から編集まで監督してくれたtktちゃん、最高にカッコいいリリックを書いてくれたTA-GAちゃん。高度な撮影技術で収録に関わってくれたチェリオちゃん、DENPARADEちゃん。クールなイラストを描いてくれたジョルジュ上条ちゃん。他にも、一番盛り上がるシーン(「偶然見かけたアバター試着しチェックし」の所)でのアバター使用を快諾して下さった高部さん、高部さんちのKIIROちゃん。Vket5進捗どうですか集会での動画撮影に協力して下さった集会参加者の方々。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!
MVの撮影や収録(特に歌の収録!)は、私にとって初めてのことばかりで、
歌いながら、表情を操作しながら、踊る!ことの難しさや、
音に合わせて適切なキーで歌うことの難しさ、
絵コンテってこうやって作るんだ…!という気づき、
バラバラだった素材が組み合わさり、1つの動画として完成されていく過程を見る喜び、
色々なものが新鮮で、得難い体験でした。
歌を歌うことなんてできないと思っていた
私は、幼い頃から歌うことが苦手でした。
いつの頃からかは分からないのですが、親から「あなたは音痴」と言われ続けていたのが、ずーっと小さな棘のように心の中に引っかかっていたように思います。
音楽の授業は「早く終わって欲しい時間」だったし、
友人との付き合いで行くカラオケでも歌うことはなく「皆は歌が上手いなぁ」と端っこで眺めていました。
ただ、日本語ラップを聞くのはすごく好きで、キック・ザ・カンクルーをきっかけに、日本語ラップをよく聞くようになっていきました。nobodyknows+やSOUL'd OUTも大好きでした。
今でも日本語ラップは大好きです。最近よく聞くのは、Creepy Nutsや紅桜です。
「自分」と「歌うこと」は切り離されていたのですが、「日本語ラップ」と「ラッパー」への憧れのようなものは、心の奥底で何十年も燻り続けていたのだと思います。
「できなくてもやっていい」という赦し
そんな私でしたが、フィオとして生まれ変わってからは「何事にも挑戦しよう」と思い、何回か「ラップのようなもの」にチャレンジしてみたことがあります。
1つは、Vtuber黎明期に流行した応援ソング。もう1つは、今和間田せぃが君に誘われたVtuberラップコラボです。
この2つの動画を通じて、リリックを自分で書いてみることの面白さを感じたり、応援ソングでは自分の人生観を歌にしてみたりと、貴重な経験ができました。
その後、さらに大きな転機となったのはSeathreeさんとの出会いでした。Seathreeさんは、VRChatで毎週「C3」というサイファーを開催している方です。
※サイファーというのは、人が輪になり、音に合わせて8小節ずつ即興でラップをしていくというラップ遊びです。
フリースタイルダンジョンという番組で「ラップバトル」というものを知り、そこからサイファーの存在を知り、VRChat内で定期的に行われている「C3」の噂を聞いてから、いてもたってもいられなくなり、飛び込みました。
もちろん、ラップを聞いたことはあってもラップをしたことはありませんから、輪に入ってみてもロクなことは言えません。
けれど、サイファーの輪の中にいる初対面の人々は、辿々しい私の言葉に笑顔で耳を傾け、たまたま上手く韻が踏めた時には大いに盛り上がり、私の名前で韻を踏んでくれたりもしました。
憧れの向こう側にあった「ラップをすること」に、確かに触れた感覚がありました。
Seathreeさんは、他にもラップバトルの大会を開いたり、音源を出したりと、精力的に活動しています。(Seathreeさんのバトルも音源もめちゃくちゃカッコいいです)
そんなSeathreeさんだから余程の経験があるのだろうと思って聞いてみたら、「ラップを本格的に始めたのはVRCを始めてからのここ1年ほど」という答えが返ってきて仰天しました。
思い返せば、このあたりで私の中のスイッチが「できない」モードから「できなくてもやっていい」モードに切り替わったような気がしています。
MusicVketを主催してみたことで音楽への興味が更に高まり、自分で音楽をやってみたい気持ちもどんどん高まっていきました。
そんな中、冒頭の企画の声かけがあり、これは渡りに船とばかりに快諾。「歌うVtuber」の一員になりました。なりました!(大事なことなので)
できないという妄想の檻から脱出する方法
私は、自分の人生において、何十年も「歌を歌うこと」を諦めて続けて来ました。
親に音痴だと言われ続けたからでしょうか?
違います。
自分で、自分を「歌わない人生」という檻の中に閉じ込めていたのです。
過去は過去です。
未来は過去によって決定づけられません。
未来は、現在の自分の意思によって決まります。
過去に捨てた何かや諦めた挑戦を、今また拾ったって良いんです。
挑戦するのに一番良いのは、今この瞬間です。なぜなら、この先の人生において、私たちが一番若くてパワーに満ち溢れているのは今をおいて他には無いからです。
私たちは聡いから、「できない」理由を無数に見つけてしまいます。
人類史において、無謀な挑戦をしたら死んでしまうような古い古い時代がありました。無謀な挑戦をする遺伝子は死に絶え、安全地帯を生きる人類が生き残り、我々の祖先となっています。
だから私たちは挑戦を恐れてしまう。
今は違います。
その「できない」と思い込んでいること、「チャレンジしたら死んでしまいますか?」
そうでないなら、「できない」かもしれないけど「やりたい」と心から思えるなら、一歩を踏み出してみましょう。
「できない」というのは全て妄想です。
「やりたい」なら、必ずできる。
諦めたり、途中で投げ出したり。
そういう時に、自分を「できないの檻」に自ら閉じ込めてしまう。
やってみな分からん。
やったことしか残らん。
なら、やってみるしかないでしょう。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
全ての皆のやりたいことや夢が実現しますように。Peace, Yo.
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