#15 ポークビンダルーはオルタナティブな新定番カレーとなるか?
どうも、書きたいときに勝手に書きます。毎週月曜更新勝手にカレー哲学。
ポークビンダルーはオルタナティブな定番カレーとなるか
カレーの何が面白いって、世界の広がりや自分の成長を実感できるところではないか。カレーの概念を獲得してから世界の見え方が変わってきた。
一般的にカレーと呼ばれ得る食べ物でも、「まだ世界にはこんなカレーがあったのか」というカレーにどんどん出会うし、「これは一般的にカレーと呼ばれていないだけで、まあ概念的にはカレーだよな」という食べ物はたくさんある。
カレーはものすごく懐が深いので食べてもよし、作ってもよし、語ってもよしの色々な楽しみ方ができるし、間口が広いのに先へ行こうとするととんでもなく奥深い。それは、概念として色々な粒度での捉え方ができるということだ。今までカレーとしか見えていなかったものが、その中でも分類が様々あり、それぞれに歴史があり、さらに新しいカレーの息吹も聞こえる。
異なるものが混じり合うところにカレーが生まれるとしたら、今までなかった新しいカレーが生まれてくる可能性は無限にあるわけで、なんなら今も無数に生まれてる。
最近カレー屋さんでよく目にするようになった「ケララチキンカレー」や「ポークビンダルー」なんかは、もともとインド料理だったものが「カレーライス」の形に落とし込まれたとも言えるわけで、カレーの概念がどんどん変化していくということが垣間みえて面白い。
それらは新しい風、オルタナティブなカレーとも言えそうで、そのうちバターチキンカレーに次ぐ知名度を獲得するのかもしれない。
メニューも値段も書いていないカレー屋、「ポークビンダルー食べる副大統領」
こんなことを考えたのも、渋谷にポークビンダルーの専門店が現れたからだ。
その名も、ポークビンダルー食べる副大統領。名前の由来が一番気になったのに、訊いてくるのを忘れた。ゴア副大統領…?
ポークビンダルーを出しているお店自体は結構あるが、ポークビンダルー専門店を謳っているお店って少なくとも自分は初めて見た。そしてこのお店はメニューも値段もどこにも書いていない。
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